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モラル崩壊

ベンチャー革命2005年11月27日

                           山本尚利

タイトル:抑圧の委譲:耐震偽装



1.起こるべくして起きた耐震偽装事件

 最近、駅前マンションやビジネスホテルの構造計算の耐震偽装事件が世間を騒がせていま

す。鉄筋コンクリートのマンションに住むサラリーマンは内心、気が気ではないでしょう。

小泉首相の詐欺的劇場政治の副作用で日本社会全体のモラルが崩壊しているような気がしま

す。米国並みに日本にもいよいよ自己責任社会が到来したという気がします。民間サービス

は勿論、公共サービスまでもすべて、信用できなくなっています。お上が何とかしてくれる

という神話がまったくの幻想になってしまいました。まず政府の発表が信用できない。政治

家の公約も信用できない。自分の会社が信用できない。虎の子を預ける銀行も郵便局も信用

できない。個人リスクを代行してくれる保険会社も信用できない。いざとなったら難クセを

つけて保険金を払わない。企業の株価の乱高下も信用できない。業績がよいから企業の株が

上がるとは限らない。われわれが毎日口にする食品の安全もまったく信用できない。公共交

通機関の安全性もまったく信用できない。隣の人が信用できない。挙句、ついに住生活も信

用できなくなったということです。すべて起こるべくして起きています。小泉内閣がひたす

ら追いかけている米国では、とっくの昔から、すべてが信用できない社会となっていまし

た。米国人は昔から、自分のことは自分で守るというライフスタイルが西部劇時代から彼ら

に遺伝子に浸み込んでいますが、日本人の多くは総じてノーテンキです。今回の耐震偽装程

度の詐欺事件は自由競争社会では、いつ起きてもまったく不思議はない。問題は、発覚した

のは氷山の一角ではないか、ということです。



2.リスクはタダではない!

 今回、耐震偽装事件を起こしたマンション販売業者は、忠実に顧客満足度を追及したにす

ぎません。便利、広い、安いマンションを提供したのでバカ売れした。顧客満足度を実現す

るため、素直に耐震構造を違法に犠牲にしてコストを下げたのです。ただそれだけです。日

本では一般に、多くのマンション購入顧客は建築物の構造にまったく関心がなく、内装さえ

見栄えよくしておけば飛びつく。ところで、マンション販売でもっとも悪質なのは、手抜き

した上で、不当に高く売ることですが、ブランド力のない中堅マンション業者はそこまでの

荒業はできなかったということです。この場合、被害者には大変申し訳ないが、耐震偽装マ

ンションを買った顧客があまりに不勉強であったと思います。業者サイドの本音は、見えな

いところで多少、手抜きしてあるが、安くて広いのだからいいじゃないか、という、買い手

に対する暗黙の了解の強要があったと思います。特に日本では、建築構造物は建築積算資料

でがんじがらめとなっており、建築基準法を遵守している限り、国内のどこであろうと、ま

た、どのような業者が建設しようが、建設コストはほぼ変わらない。周辺の相場に比べて、

便利で広い割りに、あまりに売値が安いのは、それなりの理由があるのです。期待するよう

な安売りマジックなぞ存在しません。マンション購入顧客は何千万円という高い買い物をす

るわけですから、この程度のミエミエの詐欺すら見抜けなくては、今の世、損するばかり

で、まともに生きていけないでしょう。



3.なぜ、耐震偽装か

 マンション顧客は建築物の構造知識の素人が多いですから、目に見える内装を手抜きすれ

ば売れませんが、目に見えない耐震強度の手抜きは、黙っていれば売れ行きにほとんど影響

しなかったのでしょう。ところで耐震強度は地震時のみの非常用構造用であり、地震がなけ

れば、耐震偽装しても居住の安全にまったく影響はないのです。

 業者の狡猾なる発想とは、もし大地震がきて、当該マンションが壊れて、耐震偽装がばれ

たら、そのときはドサクサで下請けの建築設計技師に責任を押し付ける。だめなら、役所に

泣きつく。監督官庁にも違法建築を見逃した責任があるはずだから、責任を押しつければよ

い。役所の官僚も、公的資金で救済するなら、おのれの懐が痛むわけではないから、救済に

応じるはずであると・・・。つまり、欠陥マンションを買わされた、底抜けにお人好し庶民と同

じ、底抜けにお人好しの別の庶民の支払った血税で保障するという構図です。これこそ、戦

後日本の思想家、丸山真男の唱えた「抑圧の委譲」そのものではないでしょう。抑圧の委譲

現象は日本の古層を形成する封建制の名残です。「抑圧の委譲」から生まれるのは結局、産

官癒着の「途方もない無責任」構造です。何から何まで、一般の底抜けお人好し庶民のみが

大損する構造です。



4.耐震偽装事件のマスコミ報道は疑問だらけ

 今回の耐震偽装事件に関する一連のマスコミ報道は、報道する側も素人のせいか、疑問だ

らけです。



疑問1:モラル崩壊過程に突入している日本社会では、マンションの耐震偽装程度の詐欺

は、全国規模で日常茶飯事に行われているのではないかという疑問がまず浮かびます
。これ

は今、始まった事件ではない!それなら、なぜ今、突然、発覚したのか。実に不可解です。

同様の耐震偽装詐欺はほかにもくさるほどあるのではないのか?



疑問2:鉄筋コンクリート構造物は垂直自重を支持するには適していますが、地震時の水平

せん断外力に、もともと実に弱い。地震大国日本で、なぜ鉄筋コンクリートの脚柱構造物を

認めているのか、この点こそが、実に不思議です。鉄骨構造の方が断然、有利なの

に・・・。そんなに、地震を恐れるならば、鉄筋コンクリート構造を認めている法律にこ

そ、根本的不合理性があります。鉄筋の量の多少を論議する以前に、業界保護という根本問

題が潜んでいるような気がします。


 また、構造物の耐震設計基準には、一定の安全率がかかっていますから、法定基準の6割の

鉄筋量という程度の不足量ならば、違法ではありますが、それは安全率を食っているレベル

ですから、それほど深刻な問題ではないでしょう。もし、それを深刻に問題にするなら、軽

量化のために極限設計がなされている航空機のほうがはるかに怖い。航空機の主翼は飛行

中、常にバタバタ揺れていますよ。航空機の機体構造の目に見えない怖さは地上建築物の比

ではありません。知らぬが仏とこのことです。



疑問3:建築基準法をごまかす業者なら、絶対に基礎工事も手抜きしているはずです。ここ

をマスコミが報道しないのは、実に不思議です。基礎工事の手抜きは、上部構造物の手抜き

よりはるかにごまかしやすいはずです。基礎工事を手抜きして、地震でマンションが倒壊し

たら、そのときは不可抗力にして逃げおおせると、詐欺業者は踏んでいるでしょう。
基礎工

事の手抜きのほうが、鉄筋量が規定の6割という手抜きよりはるかに怖い。上部構造をいくら

順法に耐震設計していても、肝心の基礎工事が手抜きされていればまったく意味がない。地

盤改良や杭打ちには莫大なコストがかかるはずです。したがって東京ゼロメートル地帯な

ど、地盤の悪い地域に立地するマンションの基礎工事には膨大なコストが発生します。基礎

工事コストは上部構造と違って、マンションの立地地盤に大きく影響しますが、この地盤改

良コストをマンション売値に上乗せしたら、そのマンションは絶対に売れないはずです。上

部構造ばかり問題にして、基礎工事の手抜きを不問にするマスコミは、まさに、「頭隠し

て、尻隠さず」の滑稽さです。






●株式日記と経済展望http://www5.plala.or.jp/kabusiki/



2005/11/23 (水) 本当の黒幕は? きっこの日記




正確に言えば、建材を規定以下に落とした欠陥マンションを売り続けること、お客様を騙し続けることに耐えられなくなり、自責の念にかられて退職した人なので、「元営業マン」ってことになるけど、今回、問題になってるマンションのうちの数棟の販売にも関わってた人だから、メールの内容は具体的でビックル飲みまくりだった。だけど、バックの広域ホニャララ団や右に偏った政治団体が恐いからって理由で、そのメールには小嶋社長からの直接の指示の言葉などが具体的に書いてあるため、残念ながら、そのメールをそのまま掲載する許可はもらえなかった。でも、これだけは書いて欲しいって言われたことがあるんだけど、それは、「会社の人間は、社長から営業マンに至るまで、全員が欠陥マンションだと言うことを知った上で販売していた」ってことだ。



まず、マンションを建設する場合の建築費の「坪単価」ってものに対してチョコっと説明しとくと、木造のアパートが坪30万円~40万円、通常のマンションが坪50万円以上、ちょっと高級なマンションだと坪60万円以上、ヒューザーのグランドステージシリーズのようなハイグレードになると、最低でも坪65万円以上は掛かるそうだ。これは、マトモな経営をしてる大手建設会社の建築士から聞いた建築費なので、メーカーによって多少の差はあっても、だいたいの平均価格はこんな感じだと思う。だけど、ヒューザーのマンションはって言うと、「坪40万円以下」で建てられている。つまり、マトモな建設会社だったら、木造アパートしか建てられない建築費なのだ。だから、何も知らされていない社員でも、建築業界での一般的な知識があれば、マトモなマンションじゃないってことは誰にでも分かるってことだ。



ヒューザー側は、今回の問題が発覚した当初は、「姉歯建築士とは面識すら無い」って言ってた。そして、しばらくしたら、姉歯秀次との面識は認めたものの、「手抜きをしろと指示したことは無い」って言い直した。だけど、姉歯秀次のほうは、最初から「建築主からの指示があった」ってことを匂わせるような発言をしてたし、あたしのとこに入った信頼できるスジからの情報だと、「ヒューザーと木村(建設)と姉歯はベッタリ癒着してますよ」ってことだったから、ヒューザーの大嘘がバレるのも時間の問題だと思ってた。



‥‥そんなワケで、もうヤケクソになっちゃって、何から何までペラペラとしゃべり始めた姉歯秀次は、国土交通省に対して、ついに核心に迫る証言を始めた。その要点だけをピックアップすると、次の5点になる。



「ヒューザーから建築費の坪単価を40万円以下におさえろと言われているから、その通りにしろと木村建設の担当者から言われた」



「それは無理だと言ったら、『鉄筋の量をできるだけ少なくしろ』と指示された」



「それは強度的に危険だと言ったら、『言うことを聞かないと別の事務所に代えるぞ』と脅された」



「建材費を浮かしたことによる利益は、数回に渡って木村建設の幹部にキックバックしていた」



「私には病気の家族がいるので、仕事を失ったら生活に困るので、悪いことだとは知りながら、木村建設やヒューザーの言いなりになっていた」



これが、まだオオヤケにはなってないと思うけど、姉歯秀次が国土交通省に対して証言した内容の要点だ。マンション業界では、「建築単価を坪40万円以下にしろ」って言うのは、ようするに「手抜きしろ」ってことで、具体的な指示を出さなかったにしろ、お客の目に見えない部分はメチャクチャなマンションだってことだそうだ。それが、「鉄筋の量をできるだけ少なくしろ」って具体的な指示まで出してる上に、相手の弱みにつけこんで、「言うことを聞かないと別の事務所に代えるぞ」とは、開いた口からエクトプラズムが出て来て幽体離脱しちゃった上に、毎晩「恐怖新聞」が届いちゃって、後ろを振り向くと百太郎の顔がアップでバーーーーーン!‥‥ってくらいの衝撃的事実だろう。



そして、あたしのとこに届いたヒューザーの元営業マンからの内部告発メールには、この「キックバック」に関するシステムについても詳しく書かれてた。木村建設の幹部たちは、広域ホニャララ団まで利用して、下請けの設計事務所から姉歯みたいな末端に至るまで、「儲けの一部をキックバックするのなら仕事を回してやる」って言う方式で、この悪質極まりないシステムを築いて行ったようだ。そして、当然のことながら、キックバックされた裏金の一部をヒューザーなどの建築主へと流していたそうだ。



その内部告発メールによると、ヒューザーの役員たちは、自分たちと癒着してる木村建設など建設会社の役員や広域ホニャララ団の偉い人、自民党の政治家や「国土交通省の役人!」たちと、週に3回も4回もゴルフに行き、ゴルフのあとには高級ホテルに泊まり、ゼイタクの限りを尽くしてたそうだ。そう言えば、今回の事件で、国土交通省がヤタラとヒューザーに甘く、姉歯秀次ひとりに責任を押しつけようとしてるのが不自然だと思ってたけど、テメエんとこの役人とベタベタに癒着してたんなら、それも当然の流れだろう。



 このような「詐欺師の事件」は、枚挙に暇がない。次のように。


  • 建築確認審査を行った指定確認検査機関 …… わざと審査をずさんなままにした。(バレるまでは利益を得る)

  • 「構造改革で景気回復」と唱えた首相 …… 嘘で 300議席を取る。

  • 「阪神上場で経営改革」と唱えた村上ファンド …… カモをだまして売り抜けようとする。

  • 虚偽決算をわざと見逃す公認会計士 …… 犯罪を見逃すことで犯罪者から受注する


 これが現実だ。その現実に合わせて、「犯罪的な行為は処罰する」という制度が必要だ。しかるに、「自由経済はすばらしい」「小さな政府がいい」「政府の規制は最小に」という発想を取ると、世の中、詐欺師のような連中が、まかり通るようになる。今回の事例は、その一例にすぎない。彼らを許容する制度にしているから、彼らがのさばる。それというのも、根源に、「自由経済はすばらしい」という錯覚があるからだ。





(コメント)

今ではホリエモンや村上ファンドが楽天の社長が大スターですが、新自由主義経済が行くとこまで行けばペテン師が一番儲けることになる。ヒューザーだって儲けるだけ儲けて株式上場して会社を売り抜ければ、新自由主義経済の一番の恩恵を受けることになれたのだろう。一体ヒューザーとライブドアとはペテンがばれたかばれなかったかの違いでしかない。




蛇足


以前、「IT企業の終焉」http://ameblo.jp/kane55/day-20051016.html
でも、映画「コーポレーション」の中で、大企業による環境破壊やモラルを無視した行為、搾取を糾弾することで、企業権力を理路整然と告発している。米連邦捜査局(FBI)の心理学者が登場し、標準的な精神医学のチェックリストを使って、企業の行動を評価する場面さえある。その結果、企業は精神を病んでいると診断された


資本主義の主体、株式会社は人間に置き換えれば、精神(人格障害)を病んでいる。


結果として、他者への思いやりが無く配慮に欠け、利益の為に嘘をつき続け、罪悪感がなく、社会規範や法にしたがえない。資本主義の絶対貨幣制度ではこのような、悪が蔓延るシステムなのだ・。イルミナティも旨く考えたもんだ・。しかし、全てが新自由主義へ移行すれば、株式会社ほど儲からないシステムはないのだ・。株主や役員、ステークホルダーなどへ配当利益の分散が行われる、不経済なシステムなのです。非営利というカテゴリーは役員や株主、ステークホルダーへの配当は無く、究極の働く者の稼ぎが最大化するシステムでこれから現れるであろう相対的貨幣制度の主役に踊りでる、まだ数十年先ですが?。今回の場合、ステークホルダーへの配当が、ほにゃらら団や役人や自●党や法定外役員報酬(キックバック)など多すぎます。これで株式会社など成り立つわけが無い・。結局、国民負担や買った住民負担になってします。モラル崩壊ではなくモラルがない。


まあ、詐欺、贈収賄、背任、恐喝・・殺人未遂、公文書偽造、私文書偽造、公務員法違反、脱税以下、刑法違反などなどの疑いはぬぐえない・。
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耐震偽装

耐震偽装で「自民は業界寄り」批判…武部氏ら釈明躍起(読売新聞) 市民の身の安全や経済的な補償より「景気」のほうが大切ですか。武部幹事長を中心とする皆さんは水俣病の頃の政治家と思考回路がまったく同じようですね。彼らと不動産業者・建設業者の間に癒着がある

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1 ■姉歯氏は、創価学会員

今、世間を騒がせている耐震偽装犯罪の姉歯建築士も創価学会員です。
そして、その尻拭いに税金を投入しようとしている北側国土交通大臣も創価学会員です。
創価学会の狂信者達は、どこまで身勝手なのでしょうか?
被害者の代表も創価学会員?という情報も読んだ覚えがあります。
創価学会の悪行もいい加減にして欲しいですね。

【参考ブログ】
創価大学出身政治家・北側国土交通大臣が公金を投入したがる理由とは!?
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10006879677.html
必撮!勤め人 2005年 11月 29日 人命のデフレ(GRD)
http://artisan.exblog.jp/2032542

ついでに

オーストリアが創価学会(公明党)をカルト(セクト)に指定
http://www.lermanet.com/cisar/books/990913b.htm
チリ議会が創価学会(公明党)をカルトに指定
http://www.hrwf.net/html/chile2001.html
ベルギーが、創価学会(公明党)をカルトに指定
http://members.ozemail.com.au/~skyaxe/mahikari.htm

京都 相国寺・金閣寺・銀閣寺・承天閣美術館の公式ホームページ
http://www.shokoku-ji.or.jp/information/activity/shoseki/shoseki04.html
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kane552004

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