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経済圏で統一できるほど民度は上がっていない・。





”東アジア共同体”という妖怪 ~日本が直面する悪夢とは~


中国主導で徘徊する「東アジア共同体」という妖怪~「EU」とはいかに条件が異なるかを整理せよ~:日経BP
名称だけはだれもがわかったように口にするが、その正確な実態はだれも語らない。実態を知ろうとすれば、するほどわからない。まさに妖怪なのである。(中略)

 こんな共同体構想が東アジアでたとえ理論的にも可能だろうか。ごく簡単な事例から考えてみよう。共同体となれば、各国の国民が他国に自由に出入りできる。中国の国民が自由に日本に入ってくるわけだ。なにからなにまで異質の十三億の中国人民が小さな日本列島に自由に入国できる状態を想像してみよう。悪夢というほかない。そもそも共産党独裁下で自国内での移住や移動の自由が制限されている中国人が日本には自由に入ってよいなどとは、子供の理屈にも合わない、おかしな話である。

 欧州共同体を形成した西欧諸国はみな自由民主主義の国家である。相互の領土紛争も解決した。経済は市場経済で所得や発展の水準も均質、しかも法の統治が徹底した市民社会ばかりである。政治的な価値観は共通している。その一方、東アジア諸国は中国のような共産党の一党独裁やシンガポールのような専制の開発独裁から日本のような自由民主主義体制まで、あまりに異質である。竹島や尖閣諸島のような領土紛争も絶えない。経済水準もまるで異なる。そもそも中国は世界貿易機関(WTO)の判定でもまだ市場経済に認定されていないのだ。日本とでは共同体の前の前の段階となる自由貿易協定の結成さえ難しいのである。



 東アジア諸国の人間レベルでの差異となると、ギャップはさらに広がる。長年の反日教育を受けてきた中国人たちが日本人をどれほど忌み嫌うか。二〇〇五年春の中国主要都市での反日暴力デモの光景を想起すればよい。韓国の人たちの間でも建前と本音の差を考慮してもなお「親日」は糾弾の的となる。そんな現状で日本が中国や韓国と単一の統合国家になるような「共同体」構想などとは、まるで悪質のジョークのようにも響いてくる。 (中略)



 このように中国が推進する東アジア共同体はアメリカ排除、そして結果よりもプロセス重視というわけである。となると、中国の真の意図が実像を少しずつみせてくる。近隣諸国に対しては「共同体」の名の下に微笑外交を展開して、安心させ、自国の協調的、平和的イメージを広めながら、アメリカのアジアからの後退を促すという外交戦略が浮かびあがるようなのだ。



 日本としてはこのように東アジア共同体の隠れた狙いや動機を直視する必要がある。もし背後や背景をみないで、公式の額面どおりに受け取るならば、東アジア共同体が共同体として機能する場合の状況を現実的に考えるべきである。今回の東アジア首脳会議でも明白となった日本と中国との間の諸問題をめぐる対立や、共同体がもしできた場合の日本国民の生活の変化など、まず国論と呼べる議論が先立つべきだろう。 (一部略)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで

 長文の為、かなりの部分を省略しました。是非全文を読んでみてください。当Blogでも指摘していた、東アジア共同体というものへの危機感をわかり易く説明しています。この記事にある通り、この構想には、大きく分けて2つの点で大変な問題を抱えています。



 まず一点目は、東アジアが共同体となる基盤が全くできていないことです。東アジア共同体とは、聞こえのいい言葉です。EUと同じようなものをイメージする人も多いかもしれません。しかし、EUは自由主義国家であり、法治国家であり、経済格差もあまりありません。文化的背景も近く、領土紛争もなく、共同体たる政治的基盤も経済的基盤もできていました。それでも慎重に慎重を重ね、最後は各国が国民投票まで行って決定を行ったのです。しかしそれを東アジアに重ねて見れば、あまりに状況が違うことがわかります。この状況でEUと同じような共同体が形成されたとしたら、文字通り日本は悪夢のような状況に陥る可能性があります。記事中では大量の反日中国人、韓国人が流入することを「悪夢という他ない」と表現していますが、これは決して言いすぎではありません。



 二点目に、この構想の中国においての目的は、その覇権主義を完成させるプロセスに過ぎないということです。中国が推し進める覇権主義にとっては、アメリカは大変邪魔な存在です。東アジアから完全にアメリカを排除することで、中国は横暴さを増し、東アジアの様々な国家に対する影響力を強めることで、東アジア共同体は中国の衛星国家連合体と成り下がるでしょう。



 具体的な議論が始まりだした東アジア共同体に対して、日本は上記のような問題を孕んだものにしない為に、リーダー的役割を果たす必要があります。今月のマレーシアでの会議で、日本は中国の動きを牽制する発言を繰り返した他、水面下でインドなどとも接触しており、評価できる点もありますが、日本独自の戦略外交というものは、戦後日本においてはあまり経験がない分野です。各国に対して、中国外交の上をいく戦略外交が展開できるのか非常に心配なところではあります。

 この東アジア共同体という構想の展開は、アメリカ追従ではなく、日本が世界の中で生きていく為に、独自の外交力を求められる戦後初の事態であり、この構想をどういう方向へ誘導できるかで日本の未来は大きく変わるでしょう。



蛇足

東アジアでなく被害者アジアと謝罪日本の東アジア共同体など・・悪夢でしかない・。経済産業省が率先して行動しているように見える。小泉外交の反対には常に、被害者ずらした特定三ヶ国とその出稼ぎ国という構図・。人的に癒着すれば、良いような経済だけの問題ではない・。50年ほど民主主義も自由主義も遅れている地域で経済圏を作ることなど夢物語だ・。
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