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蛇足

『快傑ハリマオ』は東南アジアの英雄
http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/tv2/min003.htm


 「真っ赤な太陽燃えている 果てない南の大空に……」加藤省吾作詞・小川寛興作曲、唄うは三橋美智也。テレビ主題歌の中でも名曲。私は今でも『快傑ハリマオ』の主題歌を歌詞カードなしにスリー・コーラスまで歌える。自慢することじゃないな。


 『快傑ハリマオ』は、『月光仮面』『豹の眼』で連続ヒットをとばした宣弘社の第三弾。国産カラーTV映画の第1号である。この番組が始まった1960年当時のテレビ普及率は、4~5百万台といったところか。殆どが白黒で、カラー受像機を持っている家庭は何軒あったのだろうか。それにしても低予算製作の宣弘社が思いきったことをしたものである。と、思ったら、カラーは第5話までで、後は白黒。


 『快傑ハリマオ』は、『豹の眼』の延長線上にある作品で、圧政で苦しむ東南アジアの某国の独立のために、現地人を助けて、秘密結社や死の商人と戦う日本人の冒険物語だった。


これまでの宣弘社の主人公と異なり、ハリマオには部下がいるが、普段の日々は単独行動。それでも、ドンゴロスの松や太郎少年、タドン小僧が身近にいて、ハリマオの活躍を助ける。太郎少年なんか、子どものくせに拳銃を持っていたんだぞ。タドン小僧というのは現地の少年で、色が黒いからそう呼ばれていた。今だったら、完全に差別用語だ。何しろ「ちびくろサンボ」だって差別用語になってるのだから。タドン小僧を演じていたのは、もちろん日本の少年。顔に黒いドーランを塗っているだけなのだから、誰がみても日本人だった。しかし、現地人を支配する統治庁の役人には外人が出演しており、国際スケールを思わせた。


 ハリマオのスタイルというのは、白いターバンに黒眼鏡。プリントのダボシャツに白のラッパズボン。腰には虎のマーク入りのバックルが付いたガンベルトをまいている。ハリマオとは、マレー語で虎のことだよ。主人公のハリマオには勝木敏之。大瀬康一はどこへ行ったんでしょうか。

勝木敏之という俳優さん、黒眼鏡をかけている時はいい顔なのだが、黒眼鏡を外すと“間延びした顔”という印象がある。


 ハリマオに対する敵は、植民地支配の統治庁の軍隊だけでなく、東南アジア征服を狙う秘密結社KK団に、死の商人の陳秀明。陰謀をめぐらし、背後から糸を引く 陳秀明は、それまでにない悪役タイプだったので忘れることができない。


 『快傑ハリマオ』の原作は、山田克郎の「魔の城」だよ。タイトルの魔の城というのは、KK団のアジトだったように記憶する。石森章太郎の手によりマンガ化され、「少年マガジン」に連載されていたが、桑田次郎の『月光仮面』ほど評判にならなかった。


 南半球でしか見ることのできない“南十字星”があることを知ったのは、この番組のおかげだったなあ。





冒険活劇の『豹(ジャガー)の眼』


 東洋的なテーマ音楽が流れ、砂漠を横切るラクダ隊がロングショットで画面に映し出される。『豹の眼』のオープニングだ。『月光仮面』終了後にはじまった新番組は、異国情緒満点で、私を期待させるのに充分だった。原作は高垣眸の冒険活劇小説。ジンギスカンの秘宝を秘めた三つの鍵を巡って展開する冒険ドラマだった。 第一部、第二部に分かれ、第一部は<海外編>。正義の熱血青年が、中国娘を助けて、東南アジアの港町や大海原を舞台に、海賊や“豹の眼”と名乗る秘密結社を向こうに回して闘うのだ。主人公の日本人青年・黒田杜夫に『月光仮面』の大瀬康一。彼が助ける薄幸の中国娘・錦華に童謡歌手だった近藤圭子。コメディ・リリーフとして海野かつおが出ていた。スポンサーも『月光仮面』に引き続き武田薬品だった。海野かつおがCMで「地球がまわる……」と言いながら千鳥足で歩く格好を、学校で友達と真似をしたものである。海野かつおといえば、『月光仮面』に五郎八役で出演していた谷勘一、それに関敬六とトリオを結成していたが、いつのまにか消えてしまった。


 <海外編>とはいうものの、低予算製作の宣弘社なので、鳥取砂丘をゴビ砂漠に見たてたり、伊豆半島や伊豆大島で撮影して、海外ロケは行われなかったとのこと。それでも蘇鉄の木があるだけで東南アジアの港町の雰囲気を感じたのだ。 秘密結社“豹の眼”のボスであるジャガーは、豹の面をスッポリかぶっていた。今でこそケバケバしい動物の面は珍しくないが、当時としては斬新なコスチュームであった。豹の面の下に、さらに黒覆面があったのにはもっと驚いた。ジャガーの正体がわかると思っていたのでね。動物の面が一般化するのは、『仮面ライダー』以降なので、10年以上早いことになる。また、主人公が少林寺拳法の達人という設定も、それまで柔道と空手しか知らなかった私には新鮮だった。


 少林寺拳法をつかって、南海の海上で海賊一味と死闘を演ずる船上シーン。さらにハリケーンの荒れ狂う海に展開されるアクション・シーンは、日活無国籍映画みたいで楽しかった。

しかし、第二部<日本編>になると、とたんにつまらなくなった。オープニングが三船浩の主題歌になり、白装束の“笹りんどう”が神出鬼没の大活躍をするようになってからは、もういけません。敵方の“紫の忍者”との、走る列車の上での死闘など、見るべきところはあったのだが、現代の世界へ時代劇を持ちこんで陳腐化してしまった。“笹りんどう”のスタイルは、快傑黒頭巾が白頭巾になっただけ。第一部が斬新だっただけに、第二部で終了しても惜しいとは思わなかったなあ。



蛇足


僕が少年の頃、隣家や我が家に入ってきた白黒テレビで見ました。ハリマオは「劇の方」は、さっぱり覚えていないのですが、「歌」は強烈にインパクトがあり覚えています。三橋美智也の伸びのある歌声は何十年経っても忘れられない・。日本語しゃべってるけど・・日本人かな??てハリマオを見ていました。また、ジャガーの眼もジンギスカンと義経伝説をごっちゃにしたような、訳分からん話でした。最初の方は知りませんが・・白装束のササリンドウが出てくる頃は少し覚えています。ジャガーも良いジャガーと悪いジャガーに白装束のササリンドウに少林寺拳法の使い手など何がなにやらわかりませんでした。また、ササリンドウは源氏の紋章であるから、義経伝説と関係があるのであろうが・。?ストーリーはさっぱり理解不能でした。しかし、ササリンドウがスポーツカーに乗っているのを見て、スゲーと思いました・。


ただ、この頃思っていたのは、アジアは悪い者に虐げられている所でハリマオなどの正義の味方が活躍していると、僕らは「正しい者に味方する」と正義と弱い立場の人にシンパシーを持ったものです。


ところが、中国が人民解放軍などと言う野暮ったい服で登場したもんですから・・中国娘・錦華なんて居らんとがっかりさせられたモンです。

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