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暗ければ灯火を輝かそう・。

中村さんは九州大学医学部卒業後、1984年からパキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任した医者で、癩病のコントロール計画を柱にしたアフガン難民の診療に17年間携わってきた。そして、「国外に難民を出さぬ活動」を目指し、アフガニスタンの首都カブールで診療活動を行ってきた。

 この中村医師の活動を支援することを目的として結成された『ペシャワール会』のホームページ
に、中村医師が毎日新聞に寄せた一文が掲載されている。そのなかに次ぎのような一節があるので抜粋する。


「…いまさら『構造的経済危機』を嘆かずとも、カネ社会全体が貨幣経済の終着する世界規模の巨大なバブルなのであって、崩壊する日が来るだろう。だが、それが何だ、と言いたい。貧しくても人間の品性までが堕ちるとは限らない。破局は恐れるに足りない。未来の処方箋を描くことはできない。ただ、どんな極限状態に置かれても、人間が人間である限り失われないもの、いたわりと相互扶助の感覚、侵してはならぬ共通の聖域は、確かに存在する。不条理は世の初めからあった。だが、これを見つめて対峙する人々もまた、時と所を超えて存在した。それが人々の狂気を鎮め、慰めと勇気を与え続けてきた。私たちもまた、暗ければこそ灯火を輝かせ、蔓延する不安や狂気と対決しようとしている。…」


 「カネ社会全体が崩壊する日」は来る。来て当たり前だ。だが、「それが何だ。貧しくても人間の品性までが堕ちるとは限らない。破局は恐れるに足りない」と、言い切れるところが見事だ。


 物質文明にドップリと漬かった自らの"浅ましさ"に思いを至すことのない無様な日本人には、錯覚と幻想によって膨張を加えた「失うもの」の大きさに怯えている自らの姿を決して直視することはできない。


 もう一人、見事な日本人がいる。この人は、1986年にローマ法王をバチカンに訪ね、法王さま、ご立派な法衣を着て祈っているだけで世界は救えません。あなたも作業着を着て沙漠に立ってください。そうしなければ人は救えませと、並み居る人々の前で淡々と法王を説教した人として、知る人ぞ知る人である。


 遠山柾雄博士の岳父で、ゴビのクブチ沙漠で10数年間にわたって植林活動を行った遠山正瑛・鳥取大学名誉教授(97歳)である。2004年2月25日、肺炎で死去。享年97歳。「遠山教授の精神は人々に感動を与え、人々から尊敬を勝ち取った」と、人民日報は最大の賛辞を贈っている.。


蛇足


貧しい人、障害や病の人、絶望と挫折の日々を送っている人たちに手を差し伸べる。そんな当り前の社会を早く到来させよう・。支配者からの卒業を・。

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