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何処の利害を代表しているのか?

ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報http://amesei.exblog.jp/m2006-04-01

2006年 04月 11日





竹中平蔵、宮崎哲弥に「格差社会」を語る。








竹中平蔵が、今月10日に発売された『文藝春秋』の登場し、格差社会についてのインタビューに答えている。聞き手は宮崎哲弥。この宮崎氏は、田原総一朗の代わりに何度か「朝ナマ」の司会を務めており、「田原の後釜」としてメディア界に君臨したいというのがミエミエ。宮崎哲弥程度の人物が大衆洗脳にはちょうど良いということか。



竹中は格差社会について、一言でいえば「根拠がない」と否定する。竹中はジニ係数など統計上の問題をあげつらうが、笑えたのが次の部分。



(引用開始)



しかし、私は経済の専門家としてどこに一番着目しているかというと、所得が一番低い層の動向です。



p120

(引用終わり)



竹中先生は、所得が一番低いクラスの生活レベルがそれほど下がっていないことをもって、「格差社会は存在しない」と仰っています。そうすると中間層の生活水準はどうでもいいということなのでしょうか。格差にはそれ以外にも東京と地方の格差、宮崎氏が挙げているような、正社員とパート(非正規社員)の格差など様々な格差がある。それについては、竹中先生は次のように仰います。



(引用開始)



竹中 たとえば現在、非正規社員は年金に加入できないと行った待遇の差があって、これらは当然改善されなくてはならないと思います。しかし、そういった待遇の差が改善されたとき、非正規社員より正規社員の方がいいのか、といった問題はなかなか答えるのが難しいでしょうね。



p120

(引用終わり)



「そういった待遇はまだ改善されていない」ので、はっきりしたことは言えないのに、「なかなか答えるのが難しい」となぜ言えるのか?そもそも、非正規社員を選ばざるを得ないという状況と、選べるのに、わざわざ税金の関係などからパート勤めをしている主婦(第3種被保険者)などの事情を分けて考えていないので論外。



それから、竹中先生、到るところでご自分の発言を「マスコミの貼ったレッテル」と仰っています。マスコミを統括する総務大臣というのはなかなかいい立場ですね。「不良債権処理で企業がつぶれる」という批判に関しても、そもそもご自分の「ツー・ビッグ・ツー・フェイル」という発言が原因になっていることをお忘れになっているようです。



それから、日本はカリフォルニア州のように、巨大な金融資産を運用して利回りで食っていく社会にならなければならないだとか、金融資本にリップサービスをしたのではないかと思われる部分、ポスト小泉について、「個別の人物評はできないなあ」と言っておきながら、「安倍官房長官は経済について大変くわしいですよ」と安倍氏をヨイショする発言・・・など、個性的な見解が多数みられます。



最後に、「私のどこかアメリカンなのか」と書かれた項では、次のように述べています。



(引用開始)



私は、じつは一番重要なのはインテレクチュアル・エクスチェンジ(知的交流)なのではないかと考えています。戦後の日米関係の五十年をみると、フルブライト奨学金事業で交換留学生となった人たちが、のちに主導的な地位について、日米の円滑な交流の礎になりました。政治においても、ジャーナリズムにおいても、主導的な立場につく人たちが若いときに交流していることは非常に重要です。



p128

(引用終わり)



なるほど、竹中先生。ウェストチェスターに家を購入したり、バーグステンのところへ朝日新聞の船橋洋一氏と一緒に教えを乞いに行ったり、ダヴォス会議でゼーリック国務副長官らと会談することが重要だと言っておられるわけですね。これからも日本の主導的な地位に就く人は政治家であれ、ジャーナリストであれ、アメリカで向こうのお偉いさんと知的交流しないといけませんよということですか。



単に交流するだけの五十年。気付いてみれば、洗脳されていました、ということに気が付いておられない様子。そこから、「アメリカの言いなり」を言いなりと思わないようになってしまったのではないのですか?



こういう発言を見ると、竹中平蔵自身が、「自分はアメリカの育てたエージェントである」という事に実は気が付いていないのではないかと思ってしまう。帝国の人材育成システムとしてのフルブライト奨学金はアメリカの国家戦略であり、エスタブリッシュメントの「青田買い」であるということは、私は何度も書いてきた。竹中は、ソフト・パワーについても表面的な理解しかしていないのではないか、と国会での質疑の議事録を読んで思ったことがある。



竹中自身、このインタビューで「『手先』どころか、アメリカそのものだという人までいますからね。すべて非常に無責任な議論だと思います」(p128)とも語っている。竹中平蔵の経歴を見たら、人は「アメリカのエージェントになっても仕方がない」と判断するのでは無かろうか。



竹中は、自分のことを「アメリカの手先」を呼ぶ人々について次のように述べている。



(引用開始)



それは規制緩和で既得権を失う人たちが、私のことを憎いと思って、そういう感情的なレッテルを無理矢理貼っている。これは抵抗勢力の常套手段です。



p128

(引用終わり)



ここで重要なのは、竹中の言っていることは実は正しいということである。



ところが、事実として正しいことと、政策論としてあるべき姿というのは違う。



問題は、「既得権」というのは抵抗勢力から奪い取ったら消え去ってしまうものではない、ということなのだ。単にべつの側に移転するだけである。



とすれば、どこにトランスファーされるかということは非常に重要である。郵政民営化で議論されたように国民の金融資産は国内で再投資されれば国民経済に資するが、アメリカの米国債を買い支えるための資金として使われるのであれば、確かにリターンが配当として与えられるが、日本国内で投資されないのであるから、配当以外のものは生みださない。それが実は問題なのである。



竹中はアメリカの意向を受けて、保険商品の販売は行わせないことはない、と反論しているが、資金の振り向け先については「市場原理で米国債に資金が流れることは何も不思議ではない」として反論するだろう。



金融資産の既得権を外資に渡して、その資産の運用権を日本政府から奪い取ることが郵政民営化の目的であるのに、「反対するのは既得権を守るための方便ですよ」というのは、全然反論になっていない。竹中を支持する「IQの低い主婦層」(スリード社資料)ならばこの程度の説得で納得すると思ったのだろうか?



コンビニエンスストアで新聞を買ったときに、バイト募集の張り紙が目についた。深夜の前のシフトが時給750円からと書いてある。私が学生の頃は、もっと高かったはずで、確か850円だったと思う。時給750円では高校生のアルバイトにしかならない。就職戦線も織田裕二の映画と同じようには「異常なし」ということもないということは、この間学生の人と話してわかった。就職できるのは理科系だけ。文系は目も当てあれない状況だそうだ。



竹中と宮崎哲哉が「猿芝居」をしている間も、東京以外の地域の景気は停滞したままである。




蛇足

日本の中で一番遠い和歌山出身の竹中大臣のおっしゃることは和歌山の事を言っているのだろうか?現在、大臣2人も出しているのに、和歌山地方の景気改善はされているのか?


正統に憧れる異形のキワモノの副島。

世渡り上手なヨイショの男宮崎。

(まさに空。関係だけが有るとも無いとも言える、

真の仏教徒(笑)ですな。)への哀しい嫉妬という感じだね。

何だか、昔読んだ隆慶一郎の松平忠輝を思い出しましたよ(w



翻訳に関しても、ブィキャナンに関しても、

思想的立場にしても、俺に話がくるべきなのに、

なぜあの坊ちゃんなんだと。

どいつも、こいつも俺のことを小馬鹿にしやがって

悔しいー!という感じですね。





蛇足

ヨイショは竹中先生の専売特許・。宮崎、松原など金魚の糞か??

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