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ダビンチ・コード

ベンチャー革命2006年5月21日

                           山本尚利

タイトル: ソニー映画『ダヴィンチコード』のインパクト



1.映画『ダヴィンチコード』のインパクトとは

 今、ソニー・ピクチャーズ製作『ダヴィンチコード』という映画が世界の注目を浴びてい

ます。なお、ソニーの場合は、映画制作ではなく、映画製作が似合うでしょう。この映画の

インパクトとは、イエス・キリストが妻帯者であり、子供ももうけて、その子孫が中世貴族

になって、今も末裔が南仏の田舎に暮らしているというストーリーにあるでしょう。このよ

うな説は、キリスト教を根本からゆるがすものです。西欧社会や中南米社会を支えるキリス

ト教を根本から否定するに等しいかもしれません。筆者はキリスト教信者ではないので、よ

くわかりませんが、キリスト教信者にとっては大ショックでしょう。すでに、世界中のキリ

スト教関係組織から、大抗議が巻き起こっているようです。特に、カトリック教の総本山、

バチカンのローマ法王への危険な挑戦のようにみえます。案の定、カトリック教国でソニー

製品不買運動も起きていると報道されています。日頃、宗教にあまり関心のない筆者が、こ

の映画に興味をもったのは、この映画が日本企業ソニーのブランドによってリリースされて

いる点にあります。ソニーはすでに、日本出身のグローバル企業であって、もはや日本企業

ではないといえないこともありません。しかしながら、世界に流通しているソニー製品を通

じて、世界の人々が日本、あるいは日本人のブランド・イメージを形成させてきているのは

確かでしょう。その意味で、この映画のネガティブ・インパクトはいずれ間接的に、われわ

れ日本国民に跳ね返ってきます。

 ウェッブ辞典、ウィキペディアによれば、キリスト教信者は21億人(カトリック10億人、

プロテスタント5億人、その他諸派6億人)です。世界人口は65億人ですから、その3分の一が

キリスト教信者です。とりわけ、西欧社会、中南米社会はキリスト教国が多いといえます。

極論すれば、個人向け消費財メーカーであるソニーは、世界に分散するキリスト教信者を敵

に回すというリスクを冒して、この映画を「ビジネス」として製品化してしまったことにな

ります。西欧社会では、闇の支配者ですら畏れ多くて、破れなかったタブーを日本のソニー

があっさり破ったということです。知らぬが仏とはこのことか。この映画は話題性が高く、

大ヒットするかもしれませんが、ソニー製品、ひいては日本製品の不買運動が起きてはどう

しようもありません。ソニーの主力事業である、マルチメディア機器は、激烈な競争に曝さ

れているわけですから、ソニーにとってこの映画のリリースは非常にリスクが高い。世界の

キリスト教信者から、ソニーは許せない日本企業、あるいは日本人は反キリスト国家とみな

される危険が大です。ちなみにマスコミ報道によれば、この映画は、ソニー新社長、ハワー

ド・ストリンガー氏(英国人)の発案だそうです。今、日本は、韓国、中国から小泉首相の靖

国参拝による挑発で非難され、さらにこの上、西欧各国から、日本は反キリスト国家と非難

されることになりそうです。元SRI研究員のピーター・シュワルツが1991年に予言した『日本

の孤立シナリオ』が、いよいよ現実化しそうです(注1)。



2.マルチメディアの洗脳効果は抜群

 映画商業主義の観点からキリスト教にかかわる映画はヒットしやすいのでしょう。なぜな

ら、ビジネス市場として有望な先進国には、キリスト教信者が多いからです。十戒やベンハ

ーなど、戦後の映画の洗脳効果は、いうまでもなく抜群でした。ダイナミックなストーリー

展開(シナリオ)、映像、音声、音楽、が総力を挙げて、観客の全知覚に迫ってきますか

ら・・・。すなわち、MOT(技術経営)の視点から、ソニー・ブランドに代表される高度マルチ

メディア技術こそが、現在、世界最高の洗脳手段と位置づけられます。歴史的には、絵画、

経典、偶像、建築物、音楽、説教などが、洗脳手段でしたが、インパクト、あるいはダイナ

ミズムの点で、高度マルチメディア技術に遠く及びません。世界統一を企む、闇の支配者が

軍事、金融、エネルギー事業に次いで、こぞってマルチメディア事業に関心をもつのは当然

です。

 さてキリスト映画で最近、話題となったのは、メル・ギブソンの制作した『パッション』

でしょう。イエス・キリストの処刑をリアルに描いたこの映画は、キリスト教の伝統的信者

を感涙させるのでしょう。その反面、イエス・キリストをここまで、迫害し苦しめた弾圧権

力への憎しみを倍増させる効果があります。一方『ダヴィンチコード』は、そのような敬虔

なるキリスト教信者に冷水を浴びせているように受け取れます。その意味でこの映画は、極

めて挑戦的です。これまで、世界を主導してきた平和志向のキリスト教的価値観への深刻な

挑戦だからです。



3.米国の伝統的良心は侵害されている

?ところでスタンフォード大学の中庭(クワッド)の教会(カテドラル)の壁には、希望

(Hope)、愛(Love)、誠(Faith)、慈悲(Charity)という4つの言葉が刻まれています

(注2)。キリスト教信者ではない筆者でも、クワッドの中に立って、この壁をみつめると感

動します。シリコンバレー発イノベーションの原点ここにあり、とすら筆者は思っていま

す。なお、スタンフォード大学の建造物は南欧風のデザインですから、カトリック系に見え

ます。

 シリコンバレーは、周知のように、2000年3月、ネットバブル崩壊に見舞われましたが、筆

者は、これは、ジョーン・バエズの主導したベトナム反戦運動のメッカであった、スタンフ

ォード大学を支える反戦的精神への攻撃であったと捉えています。シリコンバレーで生まれ

た平和的技術体系であるインターネット技術は、本来、国防総省の知的資産ですが、国防総

省軍人出身の政治家コーリン・パウエルに代表されるように、国防総省の官僚は決して好戦的

ではなく、戦争の悲惨さを熟知しているだけに、実に反戦的です。現にペンタゴンはアーリ

ントン墓地と隣接して立地されています。米国人戦没者の御霊を心底、弔っているのは、政

治家ではなくペンタゴンの軍人です。他方、小泉首相の靖国参拝がなんと安っぽく見えるこ

とよ。そしてペンタゴン軍人は反戦政治家ケネディを尊敬してきたのです。その意味で、軍

事経験のない、ドナルド・ラムズフェルド現、国防長官の方が、外様の亜流なのです。つま

り、ブッシュ・ジュニア政権となって、国防総省が、非軍人の別人脈に乗っ取られているとい

う見方が成り立ちます。だからこそ、国防総省内で、ラムズフェルド罷免運動が水面下で拡

がっているのです。元国防総省軍人、スタンフォード大元教授のジム・クラークに代表される

シリコンバレーの人脈は、ユタ大学・国防総省人脈といわれるように、実は、伝統的国防総

省人脈なのです。この人たちは、アンチ・マイクロソフトでもあります。ちなみに、インター

ネットの前身、国防総省のアーパネットはスタンフォード大学付属研究所(現在のSRIインタ

ーナショナル:筆者の出身シンクタンク)とユタ大学などで、1969年、世界最初に実験され

ています(注3)。

 さて西欧人は、われわれ日本人より、一般的に、攻撃的で強欲的な本能が強いと、筆者の

16年半におよぶSRIでの経験知で感じています。だからこそ、それを抑制する意志も強く、平

和志向のキリスト教が絶対に必要なのだろうと思います。一方、世界経済を支配する闇の寡

頭勢力は、それこそ強欲の塊です。だからこそ、これまで、闇の存在であることに我慢して

きた。ところが、2001年の9.11事件を境に、悪貨が良貨を駆逐するかのように、米国覇権主

義は180度変わりました。いかなる手段を弄しても競争に勝つこと、勝つためには戦争をいと

わない、他人をだましてでもお金もうけこそが絶対的価値である、という好戦的、拝金的価

値観が跋扈しています。企業活動とは利益を上げることであると、当然のごとくいわれま

す。企業活動は、社会に貢献することであり、結果的にいくばくかの利益をとらせていただ

くなどという、松下幸之助の実践した東洋的な経営哲学が偽善的に聞こえる世の中となって

しまいました。

 1963年11月22日、カトリック系アイルランド移民の家系、ケネディ大統領が暗殺されて以

来、闇の勢力(反キリスト勢力)が権力を握り始め、2001年9月11日、9.11事件という人工的ミ

ニ・アルマゲドンが起こされて以来、2000年間、キリスト教勢力によって闇に閉じ込められ

てきた反キリスト教的勢力(寡頭勢力)が、いよいよ表に出てきた。ある意味で歯止めがなく

なっています。

 

4.ビルとスティーブに翻弄されるソニー

?さて、ここで日本を振り返ってみると、9.11勃発直前、2001年4月に誕生した小泉政権を通

じて、日本も闇の勢力に徐々に支配され始めたと考えられます。現在の日本は、欧米金融資

本家に翻弄された幕末時代と実によく似ています。

?今回の『ダヴィンチコード』の一件で、ソニーも彼らに翻弄されているようにみえます。

 ところでシリコンバレーのヒーロー、スティーブ・ジョブズが、ウォルト・ディズニーの

筆頭株主となっています。ディズニーは、9.11事件発生直前、2001年5月、突然、日本人に屈

辱的な映画『パールハーバー』(およそディズニーらしくない戦争ロマン映画)をリリース

しました。この映画は『アルマゲドン』と同じ制作スタッフによる作品です。当時、筆者は

なぜ『パールハーバー』が唐突に、制作されたのか不思議でした。タイミングよい『パール

ハーバー』のリリースで、米国国民の脳裏には、9.11事件発生時、1941年12月8日、日本帝國

海軍によるパールハーバー奇襲の悪夢を連想させられたのです。またディズニーが、マイケ

ル・ムーアのアンチ・ブッシュ映画『華氏911』の配給を拒否したことも記憶に新しい。つい

でに言うと、クリント・イーストウッドが最近、なぜ、映画『硫黄島』を企画したのか、不

思議です。国防総省ペンタゴンの脇に、日本人にとって屈辱的な硫黄島戦勝記念公園(SRIワ

シントン事務所の近所)があります。9.11事件で、ボーイング757が、ペンタゴンに衝突する

前に、なぜ、手前の硫黄島戦勝記念公園の屈辱的な銅像をなぎ倒さなかったのか、こちらも

実に不思議ですが・・・。

 さて、ビル・ゲイツ率いるマイクロソフトが、ウィンドウズXPの次世代バージョンを、ア

ルタビスタと命名したのは、ディズニー・ブランドを強く意識しています。そこでアンチ・マ

イクロソフトの若手旗手、スティーブ・ジョブズ(アップルコンピュータ創業者)が先手を

取って、ディズニーの筆頭株主に躍り出ているのは実に興味深い。

 アップルのiPodは、本来、ソニーが手がけるべきビジネスモデルであったのに、スティー

ブ・ジョブズに先手をとられた。一方、ディズニーをスティーブ(米国の良心のシンボル)に

獲られそうになっている闇の勢力は、ソニーにMGM(注4)といいう人参をぶらさげて、ソニー

を見事に取り込んだ(インナーサークル化)と解釈できないこともありません。



注1:テックベンチャーNo.98『日本人孤立のシナリオ』2002年2月5日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/ATT00033.htm


注2:山本尚利[1999]『スーパーベンチャー戦略』同友館:p196

注3:SRIインターナショナル・ホームページ

http://www.sri.com/about/timeline/arpanet.html


注4:ベンチャー革命No.119『MGM買収:ソニーの危険な賭け』2004年9月25日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr119.htm




山本尚利(ヤマモトヒサトシ)

hisa_yamamoto@mug.biglobe.ne.jp


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/magazine-menus.htm



蛇足


ディズニーはイルミナティサークルだろう、ソニーもインナーサークルに取り込まれているが、系統が違うだけだろう。今回のダビンチは秘密結社シオン修道士の第20代代表であり、シオンの騎士がテンプル騎士団の関係であろうか・。テンプル騎士団は財宝を隠し、ブリテン島へ向かいメーソンを設立しているのだろう。キリストも支配体制の産物と言う事を分からす為に、残して置いたものだろうか?。


ブルース・ロバートがバノックスバーンでイングランドを破ったのは、スコットランドにテンプル騎士団がいたからだと言われている。テンプル騎士団はスコットランドのロスリン教会(ロスリンはスコットランド貴族である。)に財宝を埋めたと言われる。
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1 ■無題

どうもデスw新着で見つけて来ちゃいました><;でゎまた・・・w

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