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これからも貧乏人は貧乏だ

どうなろうと覚悟はできてます。







    ベンチャー革命2005年8月27日

                             山本尚利

    タイトル: 円がジャパンドルになる日



    1.国民の円資産の行方

     日本国民の虎の子、郵貯・簡保は総計350兆円と一般に理解されて

    きましたが、郵政民営化が小泉政権の目玉となって以来、330兆円に

    目減りしています。筆者の一家も郵貯は安心できないので、大半を引

    き上げて民間銀行に移し、郵貯残金は必要最低限のレベルまで落とし

    ました。民間銀行の預金も決済用普通預金にして無利子で預けていま

    す。いざというとき、凍結される危険がもっとも小さいからです。今

    や日本国民の間では、汗水たらして貯めた虎の子預金を郵貯にして高

    い利子所得(不労所得)を得るというかつての老後の楽しみは完全に

    奪われています。預貯金に利子のつかなくなった先進国、日本では資

    本主義が機能していないに等しい。こんな異常な先進国は世界でも日

    本だけでしょう。日本国民はなぜ怒らないのでしょうか。この無金利

    国家日本の問題がまったく、選挙の争点にもならないのは異常としか

    言いようがありません。日本国民は今や完全にマインドコントロール

    されています。海外から見れば、日本国民は北朝鮮国民と五十歩百歩

    です。ところで、われわれの最後のよりどころである年金積立金の総

    額は名目145兆円とされています。この金も、国民の預かり知らぬと

    ころで、どれほど米ドル債権(米国債など)の購入に化けているでしょ

    うか。 

     さて日本国民の預貯金は1400兆円といわれていますが、そのうち、

    郵貯・簡保・年金などの日本政府の直接管理財源、約500兆円は、日

    本政府の思うがままに、国民の許可なく無断で使われているといえま

    す。個人の家計にたとえれば、まじめ亭主(国民)が汗水たらして稼

    いでくる給料が、亭主(国民)の預かり知らないところで、女房(日

    本政府)が勝手に使い込んでいる状態を想像すればわかりやすいでし

    ょう。米国覇権主義者は、これを横目で見て、見るに見かねて日本国

    民に忠告してくれるなら、まさに彼らは民主主義的正義漢と称えられ

    ますが、とんでもない!米国覇権主義者は、日本政府にちょっと待

    て、こんなおいしい話はないと、食指を動かしているのです。彼らは

    日本政府が国民からちょろまかしている郵貯・簡保・年金をオレによ

    こせ!と迫っているわけです。これが小泉首相の郵政民営化の実態で

    す。善意に解釈すれば、われわれの虎の子貯金は、日本政府に委ねる

    より、米国覇権主義者に委ねたほうが、目先の利子所得は上がるかも

    しれません。ただ、中長期的には、日本国家は確実に一度、国家破産

    するのは避けられません。



    2.日本の国家破産は不可避か?

     ネット上で活躍する日本の反米愛国主義者は、小泉・竹中売国奴コ

    ンビの斡旋により、日本国民の虎の子金融資産が米国覇権主義者に献

    上される!とヒステリックに絶叫しています。一方、日本の大手マス

    コミ(マスゴミ)は、国民にとっての一大危機をまったく無視してい

    ます。ネットと大手マスコミの間の生まれたコントラストはかつてな

    いほど際立っています。その意味で日本の大手マスコミはそろって取

    り返しのつかないモラルハザードに陥っているといえます。日本の大

    手マスコミは完全に米国覇権主義者の掌中に入ってしまいました。筆

    者の意見では、反米愛国主義者の指摘はまったく正しいのですが、残

    念ながら、もはや手遅れです。小泉政権を倒しても日本国家の破産は

    回避できない、というのが筆者の考えです。日本国民の預貯金1400兆

    円のうち、1000兆円は日本政府と地方自治体の手によりすでに使い込

    まれています。しかもその1000兆円のうち3兆ドル(330兆円)分が、

    すでに米ドル債権に化けて塩漬け(事実上の凍結)にされています。

    (注1)ブッシュ政権に操られる小泉首相の郵政民営化により、われ

    われ日本国民の虎の子預貯金の最後の残金(偶然か、郵貯・簡保330

    兆円に相当する)が今度は日本政府ではなく、いずれ米国政府に奪取

    されるはずです。郵政が民営化されようがされまいが、この流れは変

    わらない。米国覇権主義者にとっては、小泉主導の郵政民営化のほう

    が、若干、郵貯・簡保資産を管理しやすいにすぎない。つまり日本国

    民の預貯金1400兆円すべてが日米両政府の結託により、いずれ日本国

    民に無断でスッテンテンにされるわけです。そういえば、最近、頻発

    した銀行ATM詐欺事件が連想されます。われわれがATMでお金を下ろし

    にいったら、いつの間にか残金ゼロとなっていたという恐怖の白昼夢

    が日米両国家レベルで引き起こされる国民的一大危機です。そこで日

    本国民が日本政府に不信を抱き、預貯金の引き出しに殺到したら、日

    銀券がはじから刷られて、請求者に円の現金で返済されることになり

    ます。この点のみがATMの詐欺犯との違いです。つまり日米両政府に

    よって使い込まれた円は、請求があれば額面どおりの日銀紙幣という

    紙切れで日本国民の預貯金者の手元に一応戻ってくるのです。ただ

    し、そのとき、ラーメン一杯が日本では5000円也(ただし、米国NYの

    札幌ラーメンは一杯5米ドルのまま)となっています。



    3.日本国の破産でも潤う?親米官僚

     ラーメン一杯5000円の時代になれば、多くの日本国民は貧乏となっ

    てヒイヒイ言って苦しむことになりますが、日本政府の金庫には3兆

    ドルの米ドル債権が残っています。そのとき、1ドルは1000円とし

    て、なんと3000兆円相当の米ドル資産(3兆ドル)が日本政府の懐を

    潤すわけです。その結果、日本国民の犠牲を踏み台にして日本政府の

    み、一将、功なりて、万骨枯る、の世界が実現します。これこそ日本

    の親米官僚の描く高笑いのシナリオです。彼ら親米官僚にとって、3

    兆ドルの米ドル債権の価値を毀損しないためには、日本国民がどれほ

    ど円暴落で苦しもうと我関せず。日本の親米官僚は国民から売国奴と

    言われようが言われまいが、とにかく日本政府の保有する米ドル債権

    の国際通貨価値を維持したいがため、米ドルを発行する米国連邦政府

    の財政が破綻しないように必死に米国支援をせざるを得ません。これ

    ぞ究極の本末転倒ですが・・・。日米の政府財政はすでに有機結合し

    ており、切っても切り離せない関係となっています。米国連邦政府が

    国家破産したら、日本政府のもつ3兆ドル債権が焦げ付いてしまう。

    極論すれば、日本政府が3兆ドル債権をもっているという事実は、日

    本政府の発行する円が国際通貨として認知されるための担保となって

    いるのです。

     さて日本の親米官僚は、日本の国債暴落のあかつきには、日本政府

    の金庫に眠る米ドル債権を唯一の切り札にして、米国覇権主義者に擦

    り寄る魂胆でしょう。彼らは、円の暴落によって、もてる円資産を無

    価値化される日本国民を犠牲にしてでも、自分だけはハッピーに生き

    残ろうと、自己保身に走るということです。ところで、このような虫

    の良い親米官僚のシナリオはうまく行くでしょうか?おっとどっこ

    い、そうは問屋が卸しませんよ。米国覇権主義者は、親米官僚の卑し

    い自己保身性を逆手にとって、今度は日本国民の不満の矛先を親米官

    僚に向けさせるべく、すでに掌中に入れた日本のマスコミを煽って、

    世論操作するでしょう。悪いのは親米官僚だとばかりに・・・。ここ

    で初めて、日本の官僚主導体制(1940年体制)が崩壊するのです。つ

    まり、日本の官僚独裁の崩壊には、いったん日本国家が破産すること

    が不可避なのです。もし、小泉首相がここまでのシナリオを深読みし

    て、自爆テロ的な衆院解散・総選挙を決断したのなら、たいしたもの

    ということになりますが・・・。



    4.一文無しと引き換えに得られる真の国民平和

     日本の官僚独裁が崩壊したとき、円資産をもっていた日本国民はこ

    とごとく、無一文に近い状況となっています。つまり日本の官僚独裁

    は、日本国民の多大なる犠牲によって初めて崩壊するわけです。日本

    政府の保有する3兆ドルの米ドル債権は、日本政府をハイジャックし

    た日本人の顔をした米国覇権主義者の傀儡によって、いったん踏み倒

    されるでしょう。こうなって初めて、戦後から続いた米国覇権主義者

    による対日攻略がいったん終結するわけです。この時点から米国覇権

    主義者にとって、対日脅威が限りなくゼロとなり、日本が極東戦争に

    巻き込まれる危険が幾分低下するでしょう。まさに、1945年8月と同

    様の、焼け跡日本(ただし、物理的焼け跡ではなく金融的焼け跡)が

    近未来に、再来するのです。そして米国に完全支配された日本新政府

    が再スタートします。米国覇権主義者は、3兆ドルの米ドル債権を踏

    み倒したという後ろめたさから、1945年の戦後の占領時代と同様に、

    再び、米国属国としての新生日本の復興を陰に陽に支援してくるでし

    ょう。民主主義的正義漢の仮面をかぶって・・・。このような日本国

    家の破産と再生のシナリオは数年後に訪れるでしょう。そのとき、日

    本に流通する通貨はもちろん、日本円ではなくて、米ドルもしくは米

    ドルにリンクするジャパンドルとなるでしょう。

     日本人が極東で野心をもたず、小さな幸福で満足する子羊国民でい

    てくれること。これが米国覇権主義者の究極の期待です。軍事覇権大

    国、米国が地球上に存続する限り、結局その方が、日本人は平和でい

    られるわけです。ただし、小さな平和ですが・・・。イラクに油田が

    ある限り、イラク国民は否応なしに戦争に巻き込まれる運命にあるよ

    うに、日本にお金があるかぎり、日本国民は下手をすれば、戦争に巻

    き込まれてしまうのです。



    注1:日本政府の保有する米ドル債権が3兆ドルというのは、筆者の

    推定値である。日本の対米貿易黒字を累計すればある程度推定でき

    る。なお、公表されている外貨準備高合計は2005年7月現在、8400億

    米ドル(92兆円)である。



    山本尚利(ヤマモトヒサトシ)





    蛇足



    貧乏人はどっちに転んでも、貧乏人です。


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