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第3の男がいるのではないかい??

ベンチャー革命2006年6月15日

                           山本尚利

タイトル: 秋田小学生殺人事件とMOT意思決定論



1.秋田小学生殺人事件とは

 2006年4月10日、秋田県能代市郊外で、小学4年の女児の水死事故が発生しました。これだ

けなら、日本中でよく発生する事故です。ところが、この事故の大きな疑問点は、女児が遊

んだとみられる痕跡のあった藤琴川の河原の場所と、女児が水死体で発見された場所の川面

が10キロも下流であり、その間にいくつか堰があり、川底は浅く、石ころだらけなのに、遺

体の損傷がないという点でした。しかも、この女児は、その祖母によれば、水恐怖症だった

ので、ひとりで川に遊びにいくとは考えられないとのこと。にもかかわらず、女児の遺体に

殺された証拠が発見されなかったため、能代署は、これを『事故死』と断定しました。これ

で終わっていれば、なくなった女児には申し訳ないが、まったくありふれた子供の水死事故

に終わっていました。ところが、この事故が全国規模で脚光を浴びるようになったのは、女

児水死事故から1ヶ月ちょっと、2006年5月17日、この女児の家の2軒隣に住む小学1年の男

児が、行方不明になり、翌18日、女児の水死体発見場所からさらに2キロ下流の藤琴川沿い

の道路脇にて絞殺死体で発見されたからです。偶然にしてはあまりに不可解な、背筋に寒く

なる事件です。この遺体がすぐ発見されたのは、いかにも発見してほしいかのような遺棄の

仕方だったからです。こちらは、女児水死と真反対で、明らかな殺害でした。この殺人事件

の4日後、女児の母親HSは、テレビ朝日の公開捜査番組『TVのチカラ』にコンタクトし、自

分の女児は事故死ではなく、何者かに殺害されたのではないかと公開捜査に応募したそうで

す。HSはその後、テレビにも頻繁に登場し、自分の娘も絞殺された男児同様、誰かに殺され

たのではないかと、警察が事故死扱いにしたことを非難し始めました。ところが、6月4

日、HSは、男児殺害容疑で逮捕され、男児殺害を認めて今日に至っています。こちらは数々

の証拠が挙げられ、この男児が、HSに絞殺されたのは間違いないでしょう。



2.MOTシナリオ論による推理

 さて、この忌まわしい事件に対する日本全国の人々の関心とは、いったいなぜ、HSは隣の

男児を殺したか、その動機です。次に、HSの女児の死は、ほんとうに事故死だったのかとい

う疑問です。あまりにも謎だらけなので、この事件は今、マスコミの絶好の報道ターゲット

になっています。なくなった女児と男児が、生前、無邪気にシャボン玉で遊んでいるシーン

が繰り返し、全国の茶の間に流されています。これを観て、なんとも思わない人はいないで

しょう。筆者のように子供をもつ親は不憫でならないでしょう。

 そこで、筆者の専門であるMOT(技術経営)のシナリオ論で、この事件を推理してみます。

さて離婚して、毎日の生活に苦しむ33歳のHSは、日に日に成長する長女が邪魔になったとい

う可能性がまず挙げられます。この長女を粗末に扱っていたという証言も多数あるようで

す。そこで、HSは、長女に対して、事故死に見せかけた偽装殺人を犯したと推理できます。

生活保護を受けている状況で、子供の養育は大変な重圧です。この心理はわからないでもあ

りません。一方、欲望が人一倍強い彼女は死ぬほどお金が欲しかった。この貧乏から何とか

脱却したいと日々願っていた。そこで娘の存在が無性に疎ましくなった。そしてついに、事

故死を装った偽装殺人を犯したのでしょう。能代署はまんまと騙され『事故死』で決着、一

時、HSは完全殺人に成功したと思います。なお、HSが娘に生命保険をかけていたかどうか、

警察は公表していません。生命保険殺人なら、すぐにばれるはずです。以下は、推測です

が、HSは、娘の水死後まもなく、偶然、なんらかのソースから『犯罪被害給付制度』がある

ことを知ったのでしょう。最高1573万円が国から支払われるそうです。なお本件は一部で報

道されています。ところが、事故死は給付対象外です。このありがたい制度が、お金に目の

くらんだHSの脳裏にこびりついた。一時、完全犯罪に成功したHSは、一転、娘の『事故死』

を、架空の児童殺人鬼による『他殺』に切り替えたい衝動にかられた。そこで思いついたの

が、近所の児童の殺人事件を演出して、変質者による連続児童殺人事件のシナリオをでっち

上げ、計画的に実行したと推論できます。そのシナリオに沿って計画的に男児殺害後、TV朝

日にコンタクト、娘は事故死ではなく、男児殺害と同一犯人に殺されたとマスコミを利用し

て主張し始めたのです。なんだか、最近の劇場型政治を彷彿とさせます。



3.この事件で浮かんだ警察の問題点

 この事件の最大の問題は、言うまでもなく、能代署が、はやばやとHSの長女の水死を『事

故死』と認定してしまった点にあります。プロの刑事なら、この事故は偽装だと見破って、

HSをマークしたはずです。もしそうしておれば、第二の殺人事件(HSによる男児絞殺)は起

きなかったはずです。能代署はなぜ、はやばやと『事故死』で処理したのか、筆者の推測で

は、最近の日本の刑事はすべからくサラリーマン根性に毒されていて、プロ根性が失われて

いるためではないでしょうか。この事故を追っかけても、何らインセンティブはなく、早く

処理したほうが、面倒がないと考えたのでしょう。この堕落こそが不幸にも、第二の事件、

第二の犠牲者をもたらしてしまった。もし、筆者の推理が当たっていれば、上記の『事故

死』処理は許しがたい誤謬となります。要するに、女児の水死は、殺害の痕跡がないという

消去法で『事故死』と認定されたにすぎません。ところが、完全犯罪を目指す犯罪者が、そ

の殺人行為を偽装するのは当然です。偽装を見破るのがプロの刑事のミッションです。そこ

に、刑事としてのやりがいがあるはずです。能代署の刑事は、TVのミステリー推理ドラマを

観ないのでしょうか。HSの長女水死事件は、専門家の分析によれば、殺人と断定する証拠も

なく、さりとて事故死と断定する証拠もないと報道されています。MOTの意思決定論の観点か

らいえば、コストをかけた地道な証拠集めの努力がなされなければ、能代署は女児水死が

『事故死である』との意思決定もできなかったはずです。

 このような意思決定努力の怠慢が一般国民の間に認識されると、警察が甘くみられて、今

後、いっそう偽装殺人事件が増えてしまう危険があります。

 現に、HSは、第一の偽装殺人(筆者の推理が当たっているという前提)で、あまりにも簡単

に警察を騙せたので、警察をなめてかかって、第二の殺人では、意図的に、露骨に殺人とわ

かるような殺し方をしたのではないでしょうか。しかも、すぐに遺体が発見されるような場

所に、男児絞殺体を遺棄しています。一般の殺人なら、犯人は証拠を消すため、発見しづら

い場所に死体を遺棄するはずです。ところが、HSからみれば、娘の『事故死』を、お金のと

れる『殺人事件』に切り替えさせるため、男児遺体は絶対に『事故死』扱いされてはならな

かったのでしょう。これまでの伝統的な日本人の犯罪者心理の常識をくつがえすような大胆

な犯罪者心理です。そこまでやるかと・・・。



山本尚利(ヤマモトヒサトシ)

hisa_yamamoto@mug.biglobe.ne.jp


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/magazine-menus.htm

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能代署ではなく警視庁ならスピード解決?

慎重に捜査を進めている。 矛盾がないか慎重に調べている。 これ、鈴香被告の新聞報道で必ず使われるフレーズだ。 慎重に進めているというより、自白させられる技術を持った有能な刑事がいないだけではないのか? ちなみに、平成17年度の能代署管内の刑事事件認

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