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誰が決めるのか?


ベンチャー革命2005年10月1日

                           山本尚利

タイトル: 竹中総理大臣の誕生か?



1.郵政民営化法案通過後、小泉首相はどうするか?

 9.11衆院選挙における小泉自民党の圧勝により、近々、小泉首相悲願の郵政民営化法案が

衆参両院で可決するでしょう。コレは今や時間の問題です。2005年8月8日の参院本会議で郵

政民営化の小泉法案が否決された後、定石どおり、小泉首相が総辞職して首相の座を降りて

いたら、2001年4月以来、4年半もの間、小泉首相が費やした時間が無に帰すことになりま

す。そうなったら、彼の残りの人生は抜け殻そのものでしょう。彼の心中を察すれば、郵政

民営化法案否決は到底、許せる話ではなかったはずです。国民にもその真摯さが伝わった。

これで日本国民が理ではなく情で動くことがここに証明されました。実はこの国民性(伝統

的価値観)こそが、皮肉にも密かに日本の伝統的価値観を破壊しようと企む小泉自民党を圧

勝させた張本人です。まさに過半数の日本国民は知らずに墓穴を掘っています。もし、この

たびの選挙で小泉自民党が大敗していたら、彼はマジに自殺したかもしれません。だからこ

そ、郵政民営化の小泉法案が成立すれば、彼は一生で最高の自己実現を達成することとな

り、その後の余生が満足に送れるはずです。

 ところで小泉首相はこのたび晴れて独裁体制を実現したにもかかわらず、郵政民営化法案

の成立後、速やかに自民党総裁の座を降りるのではないかと筆者は予測します。特に根拠は

ありません。これは筆者の第六感です。小泉首相は他の自民党政治家のように、地位や名誉

にこだわらない人物と筆者は思います。自民党内にもはや反小泉の有力政治家はいなくなっ

ていますから、小泉首相が勇退した場合、その後継者は小泉首相に指名権があります。



2.小泉後継者は誰?

 そこで以下、小泉首相が勇退すると仮定して話を進めます。ネット上でもポスト小泉は誰

かと予想するサイトもあるようです。これまでの自民党の体質を前提に予想すれば、麻生太

郎氏とか、安倍晋三氏とかが次期自民党総裁候補者としてわれわれの脳裏に浮かびます。さ

て、2005年10月8日号の週刊現代には、なんと「竹中平蔵氏が次期総理大臣」との予測記事が

でています。筆者はこれだ!と変に納得しました。一般には竹中氏は自民党政治家のイメー

ジはまったくなく、学者大臣のイメージですから、郵政民営化法案が決着すればお役御免と

なりそうです。したがってわれわれの過去の経験知の延長線で予想すれば、竹中総理の芽は

まったく浮かびません。ところが、これまでの数々の小泉サプライズから類推すれば、竹中

総理のシナリオは十分、実現可能となります。なぜなら筆者が米国覇権主義者のジャパンハ

ンドラーであったなら、小泉後継者は竹中氏が文句なくベストであると考えるからです。竹

中総理誕生シナリオへのヒントはもうひとつあります。それは民主党党首に43歳の前原誠司

氏が選ばれた事実です。こちらも一種のサプライズ人事でした。小泉首相は後継者レースに

て、中二階といわれている次期自民党総裁候補者を円満にあきらめさせたいはずです。その

意味では民主党の前原党首誕生は、竹中指名を意図する小泉首相に絶好の口実を与えていま

す。もし、日本の政界を闇から操る勢力が存在するとすれば、実ににくいシナリオ展開で

す。
小泉首相がわざとらしく、前原党首と握手するシーンが繰り返しTVニュースで放映され

ています。敵党の党首誕生をこれほどマジメに祝福する自民党総裁はみたことがありませ

ん。近未来、竹中の後継指名および前原党首の小泉後継内閣への取り込みに布石を打ってい

るかのようです。さらに竹中抜擢に対する内外のアレルギー反応を緩和する狙いもありそう

です。



3.小泉サプライズとは何?

 もし、小泉首相が竹中氏を後継者に指名すれば、それだけで十分、ビッグ・サプライズです

が、それにとどまりません。これまでなかった組閣人事が断行されると筆者は読んでいま

す。それは前原党首、あるいは民主党の親米政治家の次期内閣入りです。90年代、米国クリ

ントン民主党政権における国防長官はウィリアム・コーヘン共和党上院議員でした。この例

で行けば、民主党親米議員が次期竹中政権にて、防衛庁長官となってもまったくおかしくな

いのです。
最近の小泉首相はことあるごとに、次期組閣人事は能力主義を取り入れると盛ん

に匂わしています。ところで筆者は、最近の小泉首相が内心、己の自己実現のために国民を

騙して申し訳ないと罪悪感に囚われているのではないかと感じています。その意味で、小泉

首相が次期組閣で能力主義人事をほのめかしているのは、その罪滅ぼしを常に考えているか

らでしょう。そのひとつはまず、産官学における日本型年功序列の撤廃でしょう。これは絶

対にやるでしょう。小泉首相が独裁的リーダーシップの下で若手人材の抜擢人事を断行すれ

ば、それはやがて、日本の産官学のあらゆる組織人事システムに強い影響を与えます。90年

代初頭、米国ではリエンジニアリング全盛時代を迎え、産官学でおおがかりにレガシー・パー

ジが断行されました。レガシー(legacy)とは保守的旧世代の遺物的リーダーを指します。

レガシー・パージの仕上げが、90年代末に発生したフィオリーナ現象でした。(注1)カー

リー・フィオリーナは弱冠45歳でヒューレット・パッカードのCEOに抜擢された幸運の女神で

した。9.11衆院選挙で小泉首相の抜擢した大勢の女刺客、すなわち後の新女性議員の誕生と

そっくりの現象が90年代の米国ですでに発生していました。自民党のレガシー議員は90年代

の米国と同じく、多数の和製フィオリーナの登場で見事にパージされました。

 ニューヨーク市の象徴、自由の女神はドラクロアの名作「民衆を率いる自由の女神」、す

なわち革命の象徴なのです。



4.日本文化破壊の革命前夜

 自民党における女性新人議員の大量出現とレガシー議員の大量パージは日本文化の破壊を

伴う日本革命の前兆現象ととらえることができます。小泉首相は誰かの仕業によって、好む

と好まざるにかかわらず、政治を通じて日本文化を破壊させられているのです。日本に限ら

ず、いかなる国家においても、その国の文化あるいは伝統的価値観の破壊はいちがいに悪い

とは言えません。イノベーションあるいは革命は古い価値観(レガシー)を破壊することか

ら始まります。日本的価値観の完膚なき破壊は、やがて日本国家の破綻を招く危険がありま

す。日本国家を成立させている古層を破壊するわけですから、日本国家はいったん死ぬので

す。しかし、古い日本が死ねば初めて、一方で新しい日本が誕生する素地が芽生えることを

意味します。日本国家の破綻は中短期的には不幸ですが、中長期的には禍転じて福となせる

チャンス到来ともとらえることができます。9.11選挙で小泉首相は、小泉自民党にもっとも

犠牲にされるであろう、底抜けにお人好しの国民層から、皮肉にももっとも熱狂的支持を受

けたといわれています。いずれにしても、国民は、自民党どころか「日本をぶっ壊す]人物

に日本の運命を委ねてしまった。オウンゴールかもしれません。何をされても自業自得であ

ることは間違いありません。

 さて以上に述べた筆者個人の大胆な推理(第六感)はいずれにしても、すべて、郵政民営

化法案が成立した直後にその結果が判明します。間違っていても責任は負いません

が・・・。(笑)



注1:テックベンチャーNo.59「フィオリーナ現象」2000年6月6日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/ATT00011.htm




山本尚利(ヤマモトヒサトシ)

hisa_yamamoto@mug.biglobe.ne.jp


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/magazine-menus.htm







蛇足


政治、ビジネス、経済などは日本的であることが、良い訳ではないし、世界に通用する分野でもない。しかし、和をもって、中途半端にやってきたつけをこの内閣で変えてしまうかもしれない。浪花節よりポップスなのであろう。

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