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山本尚利氏コラムから

ベンチャー革命2007年2月28日

                           山本尚利

タイトル:タミフルとラムズフェルドの接点



1.タミフル薬害の恐怖

 2007年2月27日夕刊(朝日新聞)によれば、最近、若年層のタミフル服用者の自殺被害が続い

ています。新聞報道によれば、日本で年間860万人がタミフルを服用しており、2006年10月ま

で、タミフル服用後の死亡事故(突然死、ショック死、肝機能悪化、異常行動など)が54件

(製薬会社発表)あり、そのうち16歳以下の死亡例は16件とのこと。自殺被害は成長期の若

年層に集中しています。2007年2月現在、タミフルの世界年間生産量の60~70%を日本(世界

人口の2%)で消費しているそうです。世界の中で日本は人口比でタミフル消費量が異様に

多いと思われます。なお、2005年末の米国食品医薬品局(FDA)の報告では、タミフル薬禍に

よる世界の死亡事故は71件であったそうです。つまり、以前からタミフルの副作用をFDAは把

握していたことになり、厚生労働省も当然、その事実を知っていたでしょう。

 ところで、タミフルはインフルエンザ感染後48時間以内に服用しないと効果がないそうで

す(注1)。もしこれが事実なら、インフルエンザが発症して、病院に行き、タミフルを服用

しても、ほとんどが手遅れとなるはずです。だから日本以外では、それほどタミフルが使用

されないのではないでしょうか。

 また、マスコミ報道によればタミフルの医師向け注意書きの副作用リストに、異常行動、

幻覚、妄想などの精神・神経障害のあることが、すでに記載されているそうです。どのよう

な医薬にも大小さまざまな副作用はつきもので、医薬統計学的にはタミフルだけが異常に副

作用の強い医薬とはいえないそうです。だからこそ、厚生労働省は日本においてタミフルの

使用を許可しているわけです。許可した以上は、多少の薬禍が発生しても、厚生労働省は、

タミフル服用と若年服用者の異常行動の因果関係は証明されていないと公式発表せざるをえ

ず、事実、そのように発表しています。筆者の印象では、タミフルは成長期の若年者の一部

に、なんらかの原因で、覚せい剤中毒的作用をする危険な医薬であるような気がします。し

たがって、タミフルは、異常反応を起こすかどうかの検査試薬でも開発されないかぎり医師

も怖くて処方できないのではないでしょうか。なぜ日本では、こんな危険な医薬が野放しと

なっているのでしょうか。

 これまでも日本では、サリドマイドや血液製剤で重大な薬害事件が発生していますが、今

回のタミフル薬禍は、服用後の精神・神経障害による自殺という二次的災害であるという点に

おいて、過去の薬害事件とは根本的に異なります。被害者遺族には大変申し訳ありません

が、薬害訴訟に発展した場合、因果関係を客観的に証明することが極めて難しいと思いま

す。

 日本政府は2007年までに2500万人分のタミフル国家備蓄計画を進めている(注2)そうで

す。このために投入される税金は470億円にものぼるはずであるそうです。ちなみに、この計

画は小泉政権時代に決められています。しかしながら、2007年2月現在、日本政府が実際に、

タミフル国家備蓄にどれだけ税金投入しているか筆者は知りません。



2.悪魔のマッチポンプ操作か?

 さて筆者は、2006年暮れ、インフルエンザ予防接種を行いましたが、その直後、ひどい下

痢(ノロウィルスに似た症状)になり体調を崩しました。2005年暮れも同様の経験をしまし

た。筆者に予防接種した医師によれば、厚生労働省の都合で、2006年は、予防接種が、早め

に解禁されたと聞きました。つまり、厚生労働省がワクチンの出荷コントロールしているよ

うです。そこでネットでいろいろ調べましたが、インフルエンザのワクチン流通に関してど

うなっているか、結局、良くわかりませんでした。ただ、国産品は品質が悪いので、ワクチ

ンもタミフルと並んで、輸入されているという情報もありましたが、ほんとうのところはよ

くわかりません。いずれにしても、筆者は来年からインフルエンザ・ワクチンは接種しないこ

とにします。なぜなら、インフルエンザのワクチンと治療薬はセット(マッチポンプ)にな

って流通しているのではないかと疑われるからです。

 伝染病に関する研究開発の世界では、それを取り仕切る技術経営者に人間としての倫理が

失われるならば、容易に「悪魔のマッチポンプ操作」を行うことができるわけです。その意

味では、エイズ・ウィルスも鳥インフルエンザ・ウィルスも、生物化学兵器の研究開発から合

成された人工ウィルスではないかという陰謀説が一定のリアリティを帯びてきます。

 1970年代後半から80年代にかけて、日本で発生したエイズ薬害事件では、エイズ・ウィルス

で汚染された非加熱血液製剤が、危険とわかってから2年以上も、日本で使用されたという過

去があります(被害者250人以上)。これは典型的な「未必の故意」による人災ですが、なぜ

こんなことになったのかいまだに解明されていません。筆者には、厚生労働省官僚のウッカ

リミスだとは到底、思えません。もし、エイズ薬害事件が、ほんとうに厚生労働省官僚の怠

慢(未必の故意)であるなら、今回のタミフル薬禍事件も人災となる危険性を感じざるを得

ません。



3.タミフルとラムズフェルド元米国防長官の関係

 ところでタミフルと聞いて、筆者がすぐに思い浮かぶのは、ロナルド・ラムズフェルド元米

国防長官の顔です。タミフルは、スイスの大手医薬メーカーで、中外製薬の親会社でもある

ロッシュが販売していますが、実際にタミフルを開発したのは、米国医薬ベンチャー、ギリ

アド・サイエンシズ社(タミフル販売に伴うロイヤルティ収入は販売額の10%)といわれて

います。ラムズフェルド氏は1997年から2001年までギリアド社の会長であったとのことです

(注3)。

 ちなみに、2005年末時点のラムズフェルド氏はギリアド社の大株主で、その株式評価額は

500万ドルから2500万ドルであったとのこと。

 さらに、2005年7月、国防総省(当時の長官はラムズフェルド氏)は、兵士用に5800万ドル

分のタミフルを大量購入していたそうです。これらが事実なら、もう開いた口が塞がりませ

ん。タックスペイヤーとして小うるさい米国民から、何の苦情もでないのが実に不思議で

す。

 このようなタミフルの背景が事実なら、小泉政権時代、当時のブッシュ政権(ラムズフェ

ルド氏が国防長官)の指導によって、日本政府が、500億円近いタミフル輸入計画を立案した

可能性が高いと思われます。



4.ラムズフェルド:米国技術戦略の最高頭脳

 さて筆者は、2005年11月当時、ラムズフェルド氏がタミフル研究開発の仕掛け人であると

いう情報を知って、別の角度から仰天しました。なぜなら、同氏は1990年から93年までGI、

ゼネラル・インスツルメンツ(現モトローラCHS、Connected Home Solution)の会長を務めて

いたからです(注4)。この意味で、彼こそは米国の国家技術戦略の最高頭脳であるとみなせ

ます。GI社は、筆者が1986年より2003年まで所属したSRIインターナショナル(米国国際シン

クタンク)の子会社、デビッドサーノフ研究所と並び、今日のデジタル画像技術標準体系を確

立したパイオニアです。ラムズフェルド氏(1975年から77年まで国防長官であり、当時、イラ

クのフセイン大統領を軍事支援していた張本人)は、国防省の知的財産であるアーパネット技

術体系の民生化(今日のインターネット技術体系)の仕掛け人であり、またインターネット上

で利用される画像デジタル化技術の国際標準化の仕掛け人であったと、筆者は思います。彼

の筋金入りの米国技術覇権主義とそれに裏打ちされた国家技術戦略のおかげで、80年代末、

NTTは結果的にISDN(画像通信を含むデジタルネットワーク技術体系)の国際標準化に失敗

し、NHKはアナログ・ハイビジョン(高精細画像)技術体系の国際標準化に失敗したと思いま

す(注4)。2001年1月、ブッシュ・ジュニア政権の誕生とともに、ラムズフェルド氏(ラン

ド・コーポ理事経験、ランド・コーポは、軍事・エネルギー系寡頭勢力のシンクタンク)は2

度目の国防長官となり、9.11事件直後の2001年10月下旬、ロッキード・マーチン社にJSF

(Joint Strike Fighter、次世代戦闘機)の開発委託と巨額の戦闘機発注(見かけ上、ボーイ

ングとのコンペでロッキードが勝ったことになっている)を行っています(注5)。その総数

は4500機、総額30兆円(2760億ドル)という巨額調達だそうです。当時、米国民は9.11事件

で気が動転しており、その隙を突いた巨額契約であったとみなせます。JSF開発・発注は、ラ

ムズフェルド氏の国家技術戦略の具現化事例ではないかと筆者は思います。穿った見方をす

れば、この巨額インサイダー取引を成功させるため、目くらましで9.11事件(自作自演なら

ば)が計画・実行されたのではないかと疑われるほどです。彼の先端技術戦略とは、JSFの巨

大開発やタミフル開発に伴う派生的な研究開発成果(イノベーション)に期待することで

す。JSFとタミフルの両方の研究開発投資へのコミットメントから、彼の国家技術戦略とは、

軍事技術(ITおよび生物化学兵器を含む)および医薬技術(ライフサイエンス含む)中心

に、国家規模で巨額の研究開発投資を重点的に行うことによって、先端技術領域で米国が国

際的に、ぶっちぎりの競争優位に立つことであるとみなせます。

 ところで、米国国防総省の究極のミッションとは必ずしも軍事的な防衛ミッションのみで

はなく、国家戦略の視点から、米国が軍事技術中心に世界一の技術競争優位を確立すること

であると筆者は思います。その意味で、ラムズフェルド氏は、軍事・エネルギー系寡頭勢力か

らみれば、国防長官として卓越していたわけです。だからこそ、生涯、二度も国防長官に任

命されたのでしょう。なお彼の国家技術戦略(仮説)について、筆者はすでに、日米企業の

技術経営比較分析(ベンチマーキング)によって、この仮説を立証しています(注6)。筆者

の専門であるMOT(技術経営)の視点からいえば、ラムズフェルド氏こそは、米国の国家技術戦

略を統帥する最優秀のCTO(Chief Technology Strategy Officer)あるいはコマンダーであっ

たと思います。ただし、彼の人間としての倫理観については、まったくわかりません。ちな

みに倫理観の失われた先端技術の研究開発成果(イノベーション)の代表例、それはいうま

でもなく核兵器の開発とその実物実験(広島、長崎への原爆投下)の成功にあります。



注1:2005年11月22日、山岡俊介ブログ

http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/11/post_1655.html


注2:洙田(なめだ)靖夫『タミフルもったいない計画』

http://www.rescuenow.net/other/tamimm.pdf


(2007年2月現在)

注3:2005年11月14日、暗いニュースリンク

http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/11/post_38a5.html


注4:山本尚利[2003]『日米技術覇権戦争』光文社、87ページ

注5:西川渉『航空の現代』ロッキードF-35 ライトニング!)、2007年2月19日

http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/f35.html


注6:山本尚利・寺本義也[2006]『日本企業に求められる先端技術のR&D戦略』早稲田ビジネ

ススクール・レビュー第3号、日経BP、78ページ



山本尚利(ヤマモトヒサトシ)

hisa_yamamoto@mug.biglobe.ne.jp


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/magazine-menus.htm

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1 ■無題

こういうのも、全部皇室ネタに引っかけて、きてるんでしょうね。
なっちが、水銀でSilverの指輪を作ろうとしても、正式の卸ルート使わないと、病気にされるってワケですね。

こんな国うんざりィ。

だからさ、安保理のアメリカが日本を守るなんて大嘘もいいとこだからね。

何が世界の警察だよ、アメリカがいないほうが治安が保てるっての!!

結婚ってうるさいのは、冠婚葬祭に金積んで欲しいからっしょ。

核の傘で脅す国に売り渡そうとしてたんだよ。洗脳技術によってね。まったく、ひでー話だ。
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