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恥は無くなったのか?

宇佐美保の世界にようこそhttp://members.jcom.home.ne.jp/u33/index.htmko


この第一回目会談のとき、当然この「騙し討ち」のことが問題になった。まだマッカーサーも「騙し討ち」の真相は知らず、日本が計画的、意図的に「騙し討ち」をしたとしか公式には分からない段階である。


 このとき、アメリカの記録では、天皇は、アメリカ政府が日本の宣戦布告を受け取る前に真珠湾を攻撃したのは天皇の意図ではなかった、東条に騙されたのだ、と述べたとある。


 昭和天皇の人柄からして、ほんとうに東条に「騙された」(tricked)という言い方をしたかどうかは疑問だが、アメリカ側としてはそのように聴きとれる可能性のある発言があったことはたしかである。昭和天皇もこの時点では、真珠湾攻撃が「騙し討ち」となったことの真の理由を知らなかった。しかしそのとき通訳をしていた者がその原因を作った張本人であったのである。


 そして、次のようにも杉田氏は、吉田外相総理を非難しています。


 このような日本大使館の失態にかかわる人物はさらにいる。……当時の参事官を努めていた人物がいる。この人物は、昭和二十年十月に、終戦連絡中央事務局総務部長になり、その後、戦時下での東京ローズの謀略放送を担当したかどで公職追放となるが、昭和二十五年外務省に戻り、いきなり外務次官になり、講和会議の際の政府随行員の中心を務めている。……


 何ゆえに、いまから見れば「騙し打ち」の失態にかかわったこれらの人物にこのような不思議なことが起きたのか。この時期に外務大臣、総理大臣をつとめた吉田茂の責任は大きい。……吉田の首相時代、外務省への人事介入は放恣をきわめ、吉田に気に入られない者はつぎつぎと追い出されたようだ。


それでいて駐米日本大使館の館員であった者で追われた者はいない。それどころかその失態の最高責任者二名は、外務省の最高の職に就くことができたのである。右の昭和天皇とマッカーサーの会見の通訳を務めた人物は、アメリカ英語が不得意であるにもかかわらず抜擢されたので訝しく思ったが、それは吉田の直接の指図によってであったことをあとから知ったと手記で述べている。


 更に、杉田氏は次のように書き吉田茂元首相を非難しています。


 昭和三十五年、日米修好百年祭が行われた。時は安保闘争のさなかで必ずしもよい時機ではなかったが、このとき吉田は、特別親書使節団の団長になってアメリカに渡った。その途次五月十二日、ハワイのホノルルに立ち寄った。日米開戦の地ハワイに戦後の日米関係を形成したとされる元首相吉田茂が来たのであるから、日米開戦に当っての声明が何か出るものと地元では待ち構えていた。しかし声明は何もなかった。たまらなくなって記者団が会見を申し込んだが、しかし吉田は「老体で疲れているから」と言って記者会見を断った(それでいて食後にフラダンスを見に行っていた)。


 本当に、マッカーサーも(天皇も)、そして又、吉田氏も「真珠湾攻撃が「騙し討ち」となったことの真の理由」を知らなかったのでしょうか?


そして、吉田氏が単なる無能者だったのでしょうか?



 杉田氏は別の箇所で、次のようにも書いています。




 ヤルタ会談でも、チャーチルは日本に対しての「無条件降伏」方式をやめたらどうかと意見を出したが、ルーズベルトと、すでに日本に野心をもっていたスターリンはこれに反対した。


 つまりルーズベルトの「無条件降伏」とは、勝敗が決定的となった状況にいたっても、いっさいの降伏条件を示さず、まさに「無条件」の降伏を迫るというものである。いっさいの降伏条件を示さないわけだから、相手国は降伏の機会を得ることができず、また降伏後のことがいっさいわからない無条件降伏なるがゆえにいっそう結束して戦わぎるをえず、結局、戦争は最後の最後まで続くことになる。そうして相手国が崩壊し、相手国の領土が焦土と化し、完全な軍事占領が打ち立てられたとき戦争は終結するということになる。……


 ルーズベルトが、偏執的とも思えるほどに「無条件降伏」方式に固執したのはなぜか。ルーズベルトの心中は不明だが、彼が日米開戦にあたってさまざまな弱みをもっていたことを忘れてはならない。今日、ルーズベルトは日米開戦に当って日本帝国海軍の真珠湾攻撃を事前に知っていたということがほぼ実証されている……しかるに前線に対してこれを通知せず、何らの防禦策も講じなかった。……真珠湾攻撃の翌日、ルーズベルトは議会で「日本政府は、平和の維持について偽りの言明と表示のもとにアメリカを欺いていた」と言って国民を誘導した。アメリカ国民は、日本は計画的に「騙し討ち」をしたと戦争が終わるまで思い込んで戦った。大統領としては開戦も避戦も完全に自由にし得たのに、あえて開戦を選んだことを考えれば、開戦責任を対等に議論しあう余地の残る講和による終戦は、ルーズベルトとして絶対に認めることはできなかったであろう。……


 そして更に、次のように書かれています。


大統領ルーズベルトが戦後に国際連合を設立しょうという野心をもっていたこととも関係するのだが、ルーズベルトは、枢軸国に対して無条件降伏を強要する理由のひとつにもなった。これは、枢軸国が壊滅するまで戦争を続けるということで、その意味するところは、終戦後、開戦責任について日本やドイツに、対等に話し合う立場が残ってはならないということであった。だからユダヤ人が虐殺されているのを知っていたのに、ドイツの無条件降伏までその虐殺を放置したのである。


 当然、彼は日本にも無条件降伏を強いた。たださいわいなことに、一九四五年四月、ルーズベルトが急死した。そのために日本の降伏は、ルーズベルトの予定した無条件降伏方式にはよらなかった。ルーズベルトが急死したとき、はげしい沖縄戦が繰り広げられていた。


 杉田氏が非難されるように、吉田氏は本当に単なる無能無責任者だったのでしょうか?


私には、彼が有能と言えないまでも、少なくとも狡猾な人物だったのだと思います。


即ち、彼はアメリカ側と取引したのだと思います。


(この取引をどちらが最初に持ちかけたのかは判りませんが。)


 「東条が、真珠湾の奇襲を成功させる為に、故意に最後通牒を攻撃後にアメリカ側に手渡すように仕組んだ。(況わんや、大使館員の責任ではない!)」との日本側見解と交換に、アメリカ側から「天皇制の存続」或いは、その後の数々の援助、「日米安保条約」等々を引き出したのではないでしょうか?



 何故この様な、吉田外相とアメリカ側との取引が成立したかは、アメリカ側の立場に立てば、いとも簡単に判ります。


(ですから多分、アメリカ側の圧力に吉田は応じたのだと思います。)


若し、日本側が、故意に開戦通告を遅らせて「真珠湾の騙し討ち」を成功させたのではなく、本当は、攻撃前に開戦通告をして、それから「真珠湾の奇襲」を仕掛ける予定だったのに、ワシントン駐在日本大使館の怠慢行為で開戦通告が奇襲後になってしまって事情が、東京裁判なのはっきりと、世界に認知されてしまったら、どうなるでしょうか?


それまでは、「卑怯な日本人」で片付けられていた話が、ガラリと様相を変えてしまうではありませんか?


即ち、「怠惰な日本の外務省」と「間抜けなアメリカ人」と世界中が騒ぎ立てる事となりましょう。


なにしろ、開戦通告が予定通りワシントン時間の1時にアメリカ側へ通告されていたら、アメリカは、その30分後の真珠湾攻撃に何ら対処出来ず、いわゆるの「真珠湾の騙し討ち」通りに、「真珠湾の奇襲」が成功してしまっていたのです。


(勿論、日本を騙し討ちに引きずり込んだアメリカ側は、あんなにも見事な奇襲を仕掛けられるとは夢にも思っていなかったでしょう。)



 この事実をアメリカ国内が知ってしまったら、亡くなってしまったルーズベルトは兎も角、その側近達,又、彼の跡を継いだトルーマンも非難の嵐に巻き込まれるはずです。


この非難の嵐が巻き起これば、ルーズベルトの仕込んだ、日本を開戦に導く為の罠(ひいては、アメリカ国民を参戦に誘導する仕掛け)が、次々とアメリカ中世界中に暴露されていった事でしょう。


そんな事態を、当時の(現在のでも)アメリカ上層部は、なんとしても避けようと図ったはずです。



 そして、その解決策として、敗戦国という弱い立場の日本へと圧力を掛けたでしょう。


その圧力に屈したふりをして、その圧力を吉田外相は旨く利用したのかもしれません。


(或いは、仕方なく屈したのかもしれません。)



 このアメリカ側の申し出(私は多分そうだと推測しているのですが)を、実行するには、罪を全てA級戦犯になる東条に押し付けるのが一番簡単で一番ボロが出ないのです。



 ですから、吉田外相は、天皇とマッカーサーとの第一回目会談のとき「真珠湾の騙し討ち」を、「天皇は、アメリカ政府が日本の宣戦布告を受け取る前に真珠湾を攻撃したのは天皇の意図ではなかった、東条に騙されたのだ」と、本来なら、東京裁判で戦犯として裁かれて当然の、大失態をしでかした当時ワシントン大使館一等書記官奥村勝蔵(彼の失態がなければ、真珠湾の被害者の何人かは助かっていたとの論理が成り立ちます)に、因果を含めて通訳させたのでしょう。


(勿論、天皇は日本語でどのように説明されたかは、マッカーサーには判らないし、奥村も、天皇のお言葉ではなく、吉田に言い含められた言葉をマッカーサーに英語で述べたのかもしれません。)



 そして、吉田外相は、その後に、秘密が漏洩しないように、彼、そして又、彼の上司であった当時の参事官井口貞夫(館務統括)を、外務次官までに引き立てて、外務省内部の調査告発の道を閉ざしてしまったのではないでしょうか?



 しかし、この吉田氏の狡猾な振る舞いのお陰で、日本は経済的には発展出来ましたが、「卑怯な日本人」と蔑まれ続け、以来日本では問題の責任者が責任を取る事が無くなり、無責任国家へと没落してしまったのです。



何故、ワシントンの大使館のトップだった野村大使、来栖大使等は率先して責任を取らなかったのでしょうか?


そして、冒頭に掲げた 「昭和22年8月14日付・結城司郎次極東軍事裁判証言予定要旨並びに在米大使館の責任問題に関する私見」の記述に又驚かされるのです。


三)万一処分ヲナス場合ハ直接ノ係官ノミナラズ大使館首脳部全部ヲ処分スルコト然ルベシト認ム。


 本件ノ様ナ不幸ナ事実ノ発生シタノハ単二直接事務担当者(事務総長井口参事官、奥村書記官、堀内電信官等)ノ責任ノミデハナク、前記ノ如ク平和維持ニ対スル自己ノ熱意ニ影響セラレタル大使館首脳部ノ事態ノ認識欠如ニ原因スルトコロ大デアル、依テ両大使、若杉公使ハ別トシ、直接担当官ノ外他ノ一等書記官及本省ヨリ出張援助中ナリシ結城書記官等モ共ニ処分方然ルベシト認ム。


 何故役人達は、「両大使、若杉公使ハ別トシ」との如くに、自分たちのトップを庇うのでしょうか?


この体質は、西弁護人にも「野村大使に証言を求むるは適当ならず井口又は松平氏に依頼しては如何……」との記述のように纏わり付いているようです。


悲しい事に、日本人は、この体質を今も引き摺っているようです。



そして、「平和維持ニ対スル自己ノ熱意ニ影響セラレタル大使館首脳部ノ事態ノ認識欠如ニ原因スルトコロ大デアル」と言った具合に、現在の多くの日本人に認められる自己弁護に始終するのです。


この自己弁護は、別の記述にてより如実に顔を出しています。


(ロ)又東京政府モ攻撃開始直前僅々三十分間ニ斯カル重大ナル結果ヲ伴フ通告ヲ了セシムルガ如キ際ドイ芸当ヲ企図スル以上、手続上ノ訓令ハ今少シク親切ニスルコト然ルベク(例ヘバ「訓令次第何時ニテモ手交出来ル様予メ書類等ヲ準備シ置カレタシ」ノミデナク、日曜日中ニモ手交ノコトトナルヤモ知レズトカ、十四本目ノ接到ヲ侯タズ接到セル分ヨリ直ニ清書シ置クベシトカノ一寸シタ注意等)、然ラバ本件ノ如キ間違ハ起ラナカッタト思ハレルガ、他方斯カルコトハ当時ノ日本ノ実情トシテハ防牒上ヨリモ困難デアツタノダト思ハレル。)


 こんな馬鹿げた自己弁護をすれば、より自分が惨めな存在になる事を、役人達には判っていないようです。


大使館館員全員、日本の運命を背負っているとの認識を持っていれば、「今少シク親切ニスルコト然ルベク」等と、甘ったれた要望を一瞬たりとも頭に浮かべる事を、恥ずかしいと感じる筈です。


それも書面に認める等、以ての外です。



 最近、愚かな政治家達が、戦前の教育勅語的な教育が必要とほざいていますが、その教育勅語で教育された役人達は、以上の有様なのです。


(そして、愚かな政治家達も多分同様な教育を受けてきたのでしょうが?)



 それにしましても、このような体たらくなワシントン大使館館員達の不手際によって「真珠湾の奇襲」が「真珠湾の騙し討ち」となってしまい、その結果、「真珠湾の騙し討ち」が、アメリカの原爆投下の口実にもなっているのですから、原爆での被害者の方々は、憤懣やる方ない想いではないでしょうか?


そして、亡くなった方は、何ともお気の毒です。


更には、ルーズベルトの決断次第では、やらなくても良い戦争だったかもしれないのですから、日米ともの多くの戦争犠牲者は大変お気の毒と存じます。



 そして、この吉田取引で、ルーズベルト大統領の謀略が、闇へと葬られた結果、その手法が永続して、現在ブッシュ大統領に引き継がれていると思うと、アフガニスタンやイラクの方々がお気の毒で堪りません。


勿論、この吉田取引説は、私の想像です。でも、その存在を疑い追求すべきと存じます。



我々日本人は、今日の繁栄と引き替えに、卑怯者達の烙印を押されているのですから、吉田取引説の解明もさることながら、外務省の怠慢行為を、外務省もマスコミも世界の人々に明らかにして、日本人の身の潔白性を世界に広めて欲しいものです。


更には、ルーズベルト大統領のように、自国民を騙して戦争へ巻き込んでも、いずれその嘘はばれる事を明確にして欲しいのです。




蛇足


太平洋戦争の確信犯は表に出ています(松岡、野村、来栖、東郷、若松、奥村、古川など)。また、戦後を見れば、すなわち、現在の縮図がそのまま謀略と言われてもしかたのないことです。外務省、海軍の行動はこの国を貶めることに協力した事になる。戦後の首相もしかり、アメリカ政府の闇の圧力なのか?大きな陰謀が動いていたのだろうか?戦前の教育を受けた外務省役人は理想の国家と国民を目指したのではなかったか?明治以来の名誉や誇りをいとも簡単に捨てるは何処へ行ったのか??大使館勤務の外務省役人はアメリカンナイズされていたのか?それともイルミナティの手先に落ちた?結果は売国奴のような意識的な事なのだから・洗脳された・いや確信犯でしょう・現在も続いているのだから。

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