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山本尚利氏コラムから

ベンチャー革命2007年4月30日

                           山本尚利

タイトル: 三角合併解禁と極東戦争挑発にみる確執とは



1.三角合併解禁:日本経済の自然死?

 2007年5月1日は三角合併が解禁される日です。三角合併とは企業買収を試みる企業が、買

収資金をもたずとも、株式交換によって企業買収する手法を指します。三角合併の解禁によ

って、外資企業による日本企業買収が容易になるといわれています。そのため、人によって

はこの日は日本経済が終焉する運命の日とみなしています。ところで、筆者は2002年から03

年頃にかけて2005年に日本経済はいったん自然死すると予言していました(注1)。

 その理由は、小泉政権の協力により、日本経済の外資化が進行して、日本全体が外資にの

っとられてしまうと悲観したからです。この予言は、予想時期は若干ずれ込みましたが、

2007年5月1日以降、いよいよ現実のものになっていくことがほぼ見えてきました。三角合併

の解禁によって、日本企業の外資化に拍車がかかることはほぼ間違いないでしょう。

 さて新生銀行初代CEOであった八城政基氏は、鵜の目鷹の目の外資ファンドからみて大多数

の日本企業はそれほど魅力的にみえないので、三角合併が解禁されても、期待するほど日本

企業の外資化は起きないとみているという新聞記事を読んだ記憶があります。確かに、抜け

目のない外資は、買収価値のない日本企業には見向きもしないでしょう。狙われるのは優良

企業やお買い得企業(含み資産に比して株価の低い企業、とりわけファミリー経営企業や老

舗企業)に限られます。



2.なぜ、外資は日本企業を買い漁るのか

 米国ブッシュ政権は、2003年3月にイラク戦争を始めました。時期を同じくして、小泉政権

は大量の円売り、ドル(米ドル)買いオペを行っています。日本政府が買い入れたドルはも

っぱら米国債の購入に当てられています。つまり国際為替市場で日本政府が手にしたドルキ

ャッシュは、米国連邦政府財務省に還流したということです。一説によれば、日本政府や日

本企業の購入した米国債のうち30兆円から40兆円相当がイラク戦争の戦費に充当されたとい

われています。ところで日本政府にドルを売ったのはおそらく、外資系金融機関でしょう。

それならば、彼らの手元には30兆円から40兆円相当の日本円が残っているはずです。イラク

戦争を実行してドルを湯水のように浪費したのは戦争屋(軍事系寡頭勢力)、一方そのウラ

で、大量の日本円を買い込まされたのは銀行屋(国際金融系寡頭勢力)ということになりま

す(注2)。

 周知のように、第二次イラク戦争勃発以降、日本の優良企業の外人持ち株比率は跳ね上が

っています。また、日本全国のめぼしいゴルフ場やレジャーホテルの大半は外資に所有され

ています。都心の優良不動産の大半も外資に所有されています。国際的金利格差を利用する

円キャリートレードも活発となり、アジア太平洋投資が盛んになりました。このように日本

円を大量に買い込んだ金融系外資は、彼らなりの計算で手元円の運用を始めたわけです。円

は低金利のままに抑えられているので、手持ちの円でもうけをだすためには日本市場あるい

はアジア太平洋市場に再投資するしかなかったのでしょう。

 外資ファンドの日本買いが活発化しているのは、上記のようなカラクリによるものです。

ここでわれわれが誤解してならないのは、彼らは決して、日本の未来が有望だと思って、日

本買いに走っているわけではないということです。最近の日本企業の好調さは捏造されたも

のに近く、決して本物の日本経済の回復ではありません。だから、地方経済がいっこうに景

気回復しないのは当然です。



3.極東戦争挑発:銀行屋対戦争屋の確執

 さて銀行屋(国際金融系寡頭勢力)はなぜ、ローカル通貨にすぎない日本円を大量に買っ

てくれたのでしょうか。その表向きの理由は、慢性的財政赤字に苦しむ米国連邦政府にイラ

ク戦争の資金を提供するためです。しかしながら理由はそれだけではないでしょう。金儲け

しか頭にない彼らの本音では円を買っても、日本あるいはアジア太平洋地域で十分、利益が

だせると踏んだからだと思います。ところで銀行屋と戦争屋(軍事系寡頭勢力)は、もとも

と持ちつ持たれつの関係にあり、戦争屋は日本に円資産があったおかげで、ラッキーにもイ

ラク戦争の戦費を捻出できたのです。まさに金満日本は彼らにとって、願ってもない打ち出

の小槌だったのです。その意味で、戦争屋と銀行屋は、勤勉な日本国民の汗と努力で築き上

げられた世界第二位の日本経済を梃子にしてイラク戦争を実行できたという構図です。この

ように、属国を太らせ、その資産を活用してまで、戦争しようとする発想(植民地主義ある

いは帝国主義)はお人好し日本人の想像をはるかに超えています。一期目のブッシュ政権は

対米隷属の小泉政権のおかげで、念願の第二次イラン戦争を実行でき、派生的に、国内唯一

に近い米国製造業である軍事産業主導で国内景気を活性化することもできました。そしてブ

ッシュ・ジュニアは小泉ポチを飼いならしたおかげで幸運にも、二期目の政権を獲得するこ

とにも成功したのです。だから小泉首相をメンフィスのプレスリー博物館に招待してもおつ

りがくるほどだったのです。笑いが止まりません。それに味を占めた二期目のブッシュ政権

とそれを操る戦争屋は、同じ手口でまたもやイラン戦争をおっぱじめようと企んだのですが

(注3)、しかしそれは柳の下のドジョウでした。予想に反して、日本からのイラン戦争の

戦費調達がままならないのです。なぜでしょうか。その理由はまず、(1)イラク戦争の戦

費捻出のために行った円買いオペの元を取っていない銀行屋が、またも郵貯を含む日本国民

の円資産を当てにした戦争屋の無謀なイラン戦争計画に今度は反対している点にあります。

戦争屋よ、図に乗るなということです。そして(2)日本の個人資産家の円売りオペが予想

以上に伸びて、円安が止まらないので、日本政府は思うようにドル買いオペができなくなっ

た点も理由に挙げられます。さらに(3)安倍政権では愛国派(一部)金融官僚集団の復権

で戦争屋への協力度が、小泉政権時代に比べて大幅に下がった点(注4)も見逃せません。最

後に(4)あの鈍感な米国民がブッシュ政権の仕掛けたイラク戦争の欺瞞性にようやく気づ

き、国内に厭戦気分が蔓延してしまった点(注2)も挙げられます。

 このような諸事情でイラン戦争を思うようにおっぱじめることのできなくなっている戦争

屋は今、非常にいらついているでしょう。ちなみに、2007年3月末から4月初旬にかけて計画

していたイラン先制攻撃(注5)の口実つくりの挑発(注6)も、土壇場でイランに見破ら

れて、戦争屋がイラン先制攻撃の強行に失敗したことも微妙に響いています。



4.危険極まりない戦争屋のやけっぱち

イランでも北朝鮮でもどちらでもよいから、とにかく戦争したくてうずうずしている戦争屋

は、イラン戦争がだめなら、北朝鮮をめぐる極東戦争(セカンドチョイス)を、と考えてい

るでしょう。彼らはまさに戦争中毒そのものです。常に世界のどこかで戦争しないと、肥大

化したモンスターのような軍事産業を維持できないし、世界最強の軍事力も維持されないか

らです。ところが、今回、銀行屋にとって、極東を含むアジア太平洋市場において、彼らに

は一銭のもうけにもならない北朝鮮問題をさっさと処理したいのです。そこで今、米国中枢

では、銀行屋が、いらだつ戦争屋を盛んに牽制しているという構図がみえてきます。この構

図がみえないと、米国の変幻自在の対朝外交戦略がさっぱり読めないはずです。銀行屋系統

寡頭勢力に影響されているとみなせる米国連邦政府の国務省は、今はとにかく、極東戦争を

起こしたくない。なぜなら、銀行屋はイラク戦争に協力して抱えさせられた円資産をまだ十

分、極東で投資回収できていないからです。一方、イラン戦争ができなくて欲求不満の戦争

屋はその腹いせに、あの手、この手で極東脅威を維持・増大させようとしています。たとえ

ば、2007年4月17日夜(日本時間)に起きたバージニア事件も長崎事件も戦争屋の飼っている

闇組織の仕業かもしれません(注6)。おりしも2007年4月25日、北朝鮮はなんと15年ぶり

に、時代錯誤としか言いようのない一大軍事パレードを挙行しています。いつものようにTV

映像に映し出された、あの日本攻撃用ミサイルはレプリカかもしれませんが・・・。上記、

軍事パレードのあまりのタイミングの良さに、キムジョンイルの軍事パレードに闇資金を提

供したのは戦争屋ではないかと勘ぐってしまいます。そうでなければ、経済制裁でお金に困

っているはずのキムジョンイルが15年ぶりの派手な一大軍事パレードなどできるはずがない

でしょう。一方、戦争屋の意向に沿って、自衛隊の米軍傭兵化と米国産中古(ちゅうぶる)

兵器の押し売りに、有無を言わせず、つきあわされている安倍首相に対しても、北の派手な

軍事パレードという恫喝を込めたパフォーマンス効果は絶大のはず(?)です。筆者には、

すべてが戦争屋らしい安っぽい演出にしかみえませんが・・・。

 ところが幸か不幸か、戦争屋の闇組織が下手な仕掛けをやればやるほど、仕掛け慣れした

能天気日本国民がさっぱり反応しなくなっています。その代表があろうことか安倍首相で、

狡猾な戦争屋がいくら恫喝しても安倍首相は無表情のままです。あまりに育ちがよく、鈍感

なのでしょう。能天気サラリーマン族の代表、安倍首相は、陰謀に知恵の限りをつくす戦争

屋仕掛け人とは正反対のお人好し鈍感人間なのでしょう。悪知恵の発達した戦争屋の中枢

は、なぜ、このような能天気の人物が一国の首相に選ばれたのか、その理由がさっぱりわか

らないはずです。しかしながら日本には世界一狡猾な愛国派(一部)官僚集団が忍者のよう

に控えているのです。日本攻略を目論む寡頭勢力がもっとも警戒しているのがこの愛国派

(一部)官僚集団でしょう。そこで、戦争屋は安倍首相を焚きつけて、天下り禁止とか何と

か言って、官僚征伐を強行しようとしています(注7)。われわれにとって深刻な問題は、

安倍首相自身、なぜ官僚征伐をやらされているのか、その本質に気づいていない点にありま

す。



注1:ベンチャー革命No.149『2005年日本国の自然死』2005年2月12日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr149.htm


注2:ベンチャー革命No.210『米国中間選挙:戦争屋から銀行屋へバトンタッチ』2006年11

月12日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr210.htm


注3:ベンチャー革命No.222『チェイニー対久間の掛け合い漫才』2007年2月24日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr222.htm


注4:ベンチャー革命No.214『本間税調会長辞任と中川反米発言』2006年12月21日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr214.htm


注5:ベンチャー革命No.218『米・イラン戦争:日本のみ石油危機到来』2007年1月17日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr218.htm


注6:ベンチャー革命No.227『バージニア対長崎同時射殺事件:未必の故意か?』2007年4月

21日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr227.htm


注7:ベンチャー革命No.225『日本官僚の天下りシステムは天下一品?』2007年3月30日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr225.htm




山本尚利(ヤマモトヒサトシ)

hisa_yamamoto@mug.biglobe.ne.jp


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/magazine-menus.htm

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1 ■こんちわー(o^-’)b

トム・クルーズのストーカーか何かじゃないんすかね?

ユダヤ・プロテスタントは俳優が民主党系か共和党系かに別れてます。

凄いこってすなー。

資金収集パーティーやら応援演説会やら。

あーゆーのをエンタメっていうんでしょうね。(笑)
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