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山本尚利氏コラムから

ベンチャー革命2007年10月17日

                           山本尚利

タイトル:
英国映画「大統領暗殺」の黙示



1.なんと悪趣味な映画か

 2007年8月24日の朝日新聞が衝撃的なニュースを載せました。そのニュースとは、2007年8

月22日、米ブッシュ大統領の口からカンザスシティー(ミズーリ州)にて退役軍人を前に、

アルカイダと戦前日本を同列に扱う本音発言が飛び出したというものでした(注1)。

 ちなみに米大統領スピーチはすべて管理されており、この発言は大統領個人のものではな

く、米国覇権主義者の本音(計算された上での)でしょう。

 さらに同じ8月24日の朝日新聞には、英国映画『大統領暗殺』の予告が載りました。ブッシ

ュの衝撃発言のニュースとこのブッシュ暗殺フィクション映画の予告が同じ日の新聞に載っ

たのは偶然なのか、何らかの意図があったのかは定かでありません。

 筆者は8月にこの映画の宣伝用公式サイトを見て、なんと悪趣味な映画なのだろうと怪訝な

印象を受けました。

 10月封切りの映画なのに、なぜ早々と予告を出すのかも不思議でした。その後、ずっと気

になっていましたので、封切り後、ついにこの映画を観に行きました。前もって試写会をみ

た著名人の印象は、なんとも言えず不思議な映画であるというものでした。われわれ日本国

民がそういう印象を受けるのも納得でした。



2.ブッシュはなぜ抗議しないのか

 この映画には、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領がみずから登場します。実際は巧妙

な合成画像としても、常識的には本人たちの事前了解が得られているはずと思います。もし

この映画がブッシュ政権を自画自賛する映画ならば、本人たちが出演を了解するのは理解で

きますが、この映画は明らかにブッシュ政権を批判する内容として制作されています。たと

えフィクションとしても、実在で現役のブッシュ大統領が2007年10月19日の20時13分(米中

部時間)にシカゴのシェラトンホテルの玄関で狙撃されて暗殺されるというストーリーで

す。しかも、現在生きているブッシュ大統領本人が、近いうちに暗殺されるという映画に出

演しているわけです。常識では考えられません。人間の本能として、自分の死が予定される

ほど不愉快なことはないからです。普通なら、ブッシュ大統領が名誉毀損で、この映画制作

会社を訴えてもおかしくないほどです。ところが、現実にはブッシュ大統領はこの映画につ

いてうんともすんともコメントを出していません。いったいどうなっているのでしょうか。



3.イラク戦争の責任をすべてブッシュに押し付けるプロパガンダか

 さて、この映画を観た印象として、この映画が言いたいことを以下に列挙してみます。

(1)米国がイラク戦争を始めたせいで、米軍兵士(民間の雇われ兵含む)や多国籍軍兵士

やイラク人(軍人と民間人)が10万人規模で殺害されたが、その責任はすべてブッシュ大統

領にあり死刑に値する。したがって、ブッシュ大統領が暗殺されても何の不思議もない。

(2)ブッシュ大統領を憎んでいるのは、ブッシュ大統領からテロリストと名指しされたア

ルカイダやイラク人やシリア人や北朝鮮人だけではない。米国内で人種差別され息子、娘が

兵隊に取られ、イラクやアフガンで家族を殺された多数の米国民(黒人含む)からも憎まれ

ている。(3)テロとの闘いという名目でブッシュ大統領が愛国法を成立させたため、米国

内のイスラム系移民に対する人権無視の暴挙がまかり通っている。愛国法は結局、イスラム

教信者のテロリストを再生産している悪法に他ならない。(4)最近では米国の白人の若者

を中心に、ブッシュ大統領のイラク戦略に命を張って反対する白人系米国人が急増してい

る。彼らはブッシュ大統領が暗殺されて当然だと思っている。

 以上より、この映画の狙いを筆者なりにまとめると、米国民の多くが反対しているイラク

戦争の責任はすべてブッシュ大統領にあると大衆操作することであるという結論になりま

す。



4.ブッシュは戦争屋のパペット(操り人形)にすぎない

 ところでブッシュ大統領に対する筆者の見方は、ブッシュ大統領は戦争屋系寡頭勢力の傀

儡(パペット)であるというものです。ブッシュ大統領は戦争屋の描いたシナリオに沿っ

て、主演男優を演じているにすぎません。大多数の米国民は、ブッシュ大統領の実像に接す

ることはなく、そのイメージは映像を通して形成されています。したがって、大多数の米国

民は、映像と現実の区別がつかなくなり、映像からブッシュ大統領を暗殺されて当然の人物

像として描いてしまいます。その意味で大多数のお人好し米国民に、イラク戦争の責任はす

べてブッシュ大統領にあると信じ込ませるのが、この映画の狙いであると思われます。

 しかしながらここで、大きな疑問が生じます。ブッシュ大統領にとって、この英国映画は

イラク戦争の責任をすべて自分に押し付け、しかも暗殺されてザマーミロという、とんでも

ない映画です。こんなひどい映画(彼から見て)に出演して(あるいは、勝手に出演させら

れて)、なぜ彼は沈黙しているのでしょう。ここにこそ大きな謎が隠されています。



5.欧州系寡頭勢力の怒り爆発

 筆者の読みでは、これほど屈辱的映画をつくられてもブッシュ大統領は文句が言えないと

いうことです。つまり、ブッシュ大統領の背後に控える戦争屋系寡頭勢力を上回る、強力な

寡頭勢力の存在を想像せずにはおれません。この映画が英国発であることから、英国を中心

に欧州全域を闇支配する世界的寡頭勢力がこの映画の制作を支援したと推測することができ

ます。それならば、ブッシュは正面切って文句が言えないはずです。

 このアンチ・ブッシュ映画の封切りに合わせて、10月12日、ブッシュの仇敵、アル・ゴア

へのノーベル平和賞授与という重大決定が行われています。筆者の読みでは、この映画の闇

スポンサーとノーベル賞委員会に圧力のかけられる闇スポンサーは同じではないでしょうか

(注2)。

 欧州系寡頭勢力は、事前に米国戦争屋系寡頭勢力と調整を行ったのではないでしょうか。

2001年1月、ブッシュ政権誕生以来、9.11事件からイラク戦争に至るまでの戦争屋の数々の悪

行、所業の責任をすべて、ブッシュ大統領に押し付け、黒幕の責任は不問とすることで手を

打ったとみることができます。要するに米国民の憎むべき対象のすり替えが行われていると

いうことです。9.11事件の陰謀がバレバレとなった今、ブッシュ大統領はいずれ負け犬パペ

ット(黒幕の身代わり)として葬りさられることを暗示しているのではないでしょうか。

 この映画の封切り日程がなぜ、2008年11月の次期大統領選挙の1年前なのか。アル・ゴアあ

るいはヒラリー・クリントンへの前倒し禅譲シナリオが欧州系寡頭勢力および米民主党支持

の寡頭勢力(アンチ戦争屋)主導で始動しているのかもしれません。

 ところが、おっとどっこい、戦争屋も黙って引っ込むことはないでしょう。イランへの先

制攻撃は、ブッシュが早期に失脚しようとしまいと、何としてもやらせてくれとアンチ戦争

屋系寡頭勢力に交渉しているはずです。極東の安全のためには、狂った戦争屋を欲求不満の

まま押さえ込むのは極めて危険です。



注1:ベンチャー革命No.241『戦前日本はアルカイダと同列:ブッシュ対日観露呈』2007年8

月25日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr241.htm


注2:ベンチャー革命No.245『ノーベル平和賞:小泉氏ではなくアル・ゴア氏』2007年10月

14日

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr245.htm




山本尚利(ヤマモトヒサトシ)

hisa_yamamoto@mug.biglobe.ne.jp


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm


http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/magazine-menus.htm

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